「今積極的に動くことにリスクはない」と説明
上場投資信託(ETF)業界に特化した教育機関「The ETF Institute」の共同創設者であるネイト・ジェラチ氏は2024年11月11日に「今週はXRP・SOL・ADAなどといった複数の仮想通貨現物ETFが申請される可能性がある」との予測を示しました。
The ETF Instituteは、ETF業界の専門家や金融アドバイザーにETFに関する認定・教育・トレーニングを提供する独立組織であり、資格取得プログラムやリソースを提供している他、認定ETFアドバイザー(CETF)という資格も用意されています。
ネイト・ジェラチ氏は「複数のETF発行体が米大統領選挙の結果に備えて仮想通貨現物ETFを準備していたと考えられる」と述べており、「仮想通貨ETF関連で今積極的に動くことにリスクはない」とも説明されています。
予測…
今週は複数の仮想通貨現物ETFが申請されるだろう。
XRP、SOL、ADAなど。
複数の発行体が選挙結果に備えていたと考えられます。
今積極的に動くことにデメリットはありません。
今後は新たなETFが続々と登場する可能性
米国ではすでに、XRP・SOL・LTCなどの現物ETFが申請されていますが、今のところこれらのETFは承認されておらず、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のETFのみが承認されています。
ゲイリー・ゲンスラー氏が率いるこれまでの米国証券取引委員会(SEC)は、BTC・ETH以外の仮想通貨に対して敵対的な姿勢を示していたため、ETF発行企業も慎重な姿勢になっていた可能性がありますが、ドナルド・トランプ氏の勝利でゲンスラー氏の解雇が決定したことによって、今後はETF発行企業が積極的に仮想通貨ETFを申請し始める可能性があると予想されます。
XRP・SOL・ADAの3銘柄は時価総額ランキングトップ10にランクインする代表的なアルトコインであるため、仮想通貨ETFへの注目が高まる中でこれら3銘柄のETF申請が増加する可能性は高いと予想されます。
ネイト・ジェラチ氏は仮想通貨ETFの申請候補として「XRP・SOL・ADA」の3銘柄を挙げていますが、現在は「SHIBのETF実現に向けた署名活動」などが実施されている他、「複数の仮想通貨で構成されるバスケット型ETF」の申請なども行われているため、今後は様々な種類のETFが登場する可能性もあります。
また、米国の資産運用大手Grayscale(グレースケール)が公開している「グレースケールの投資商品に含めることを検討している仮想通貨のリスト」には30種類以上の仮想通貨が含まれているため、グレースケールの新たな投資商品などにも注目です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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