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ブロックチェーン・仮想通貨ニュース週間まとめ|2019年8月11日〜17日


2019年8月11日〜17日にかけて紹介した仮想通貨・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

こちらから読む:2019年8月「ブロックチェーン・仮想通貨」ニュース一覧

Bakkt、ビットコイン先物「開始日」を発表

仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」は、長い間待ち望まれてた”ビットコイン先物”の正式な開始日をついに明らかにしました。

同社の公式発表によると、ビットコイン先物は「2019年9月23日」に開始される予定となっており、それと同時にカストディ(保管)サービスの提供も開始すると伝えられています。

英国のEU離脱で「ビットコイン価格」が高騰?

イギリスの新しい首相であるBoris Johnson(ボリス・ジョンソン)氏が、『合意に関係なく10月31日には必ずEUを離脱する』と発言していることなどから、現在は複数のメディアで「英国が合意なくEUを離脱する可能性は高い」と報じられていますが、同国の有名なオンライン新聞である「The Independent」は、もし実際に英国が合意なくEUを離脱した場合にはビットコイン価格が記録的な高値に高騰する可能性があると報じています。

以下の記事では、イギリスのEU離脱(ブレグジット)に関する簡単な説明とともに、このニュースがビットコイン価格に影響を与えると言われている理由などを説明しています。

米SEC「ビットコインETF」の承認判断を延期

米国証券取引委員会(SEC)は今月13日に、仮想通貨業界で注目を集めている「ビットコインETF」の承認判断を再び延期したことを発表しました。

今回は合計3社から申請されていたビットコインETFの判断が延期されており、その中の2社は”今回で3度目の延期”ということになるため、これ以上の延期はできないと説明されています。

コインベースが「世界最大のカストディアン」に

米国の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」は、オンラインウォレットサービス事業者「Xapo(ザポ)」が展開している法人向けの仮想通貨カストディ事業を5,500万ドル(約58億円)で買収したことを発表しました。

今回の買収によって、コインベースが管理する仮想通貨の数量は大幅に増えることになると伝えられており、同社は公式発表の中で”コインベースは世界最大の仮想通貨カストディアンになった“と報告しています。

カルダノ財団「技術活用促進」に向けドイツ企業と提携

カルダノ財団(Cardano Foundation)は、ドイツのブロックチェーン企業「Konfidio」と提携を結んだことを発表しました。「Konfidio」はベンチャー企業の支援を行なっている企業であり、今回の提携を通じてカルダノブロックチェーンの技術活用を促進していくと伝えられています。

Cardanoプロジェクトの開発が進むにつれて、現在は「カルダノの技術を活用する開発者」や「具体的な活用事例」が求められているため、同社と提携が結ばれたことによって、今後はドイツ・ヨーロッパ地域でカルダノブロックチェーンが広く活用されていくことになると期待されます。

ビットコインは現在「蓄積期間」アナリスト予想

ビットコイン(BTC)の価格は先日15日に100万円近くまで下落して以降は停滞が続いていますが、元GoldmanSachs(ゴールドマンサックス)のアナリストであるMurad Mahmudov(ムラッド・マームドブ)氏は、現在のビットコインは蓄積期間であり、今後は10万ドル(約1,063万円)に達する可能性があると語っています。

同氏は「今後は長期的に辛抱強く買い増していくことが重要である」との考えを語っており、注目すべき複数のサポートラインを記したチャート画像を公開しています。

クジラの半数以上が「BTC押し目買い」

マームドブ氏は現在のビットコインは買い溜めの時だと語っていますが、実際にビットコインを大量に保有している「クジラ」と呼ばれる投資家たちは現在も”買い”を続けているようです。

有名な仮想通貨メディア「The Block」の研究責任者であるLarry Cermak(ラリー・サーマック)氏は、2019年8月15日のツイートでコインベースのデータを引用し、仮想通貨を大量保有している投資家の67%は売りではなく「買い」のポジションを取っていると報告しています。