
世界最大の仮想通貨カストディアンは「コインベース」に|大手Xapoを約58億円で買収
米国の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」は2019年8月15日、香港に本社を構えるオンラインウォレットサービス事業者「Xapo(ザポ)」が展開している法人向けの仮想通貨カストディ(保管)事業を5,500万ドル(約58億円)で買収したことを発表しました。コインベースは今回の買収によって、同社が"世界最大の仮想通貨カストディアン(保管業者)になった"と報告しています。
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コインベース、預かり資産「7,430億円」を突破
Coinbase(コインベース)が買収した「Xapo(ザポ)」は、香港に本社を構えるオンラインウォレットサービス事業者であり、仮想通貨ビットコイン(BTC)の保管サービスやビットコインを用いたデビットカードなどを提供しています。
同社が管理する仮想通貨の保管場所であるデータセンターはスイスアルプス山中のシェルターにあり、スイスのデータセンター企業「Deltalis社」の厳重なセキュリティーで警備された場所でオフライン管理されていると伝えられています。
今回の発表の中でCoinbaseは「カストディサービスで預かっている資産額は70億ドル(約7,430億円)を超えた」と報告しており、これによって同社が「世界最大かつ、世界で最も認知された、最も信頼されるデジタル資産管理者になった」と説明されています。
「FORTUNE」の報道によると「Xapoの顧客の大半は資産をCoinbaseに移動させることに同意している」とされており、これによって514,000BTCがコインベースに移動されることになるといいます。さらにその他すべての顧客資産が移動されることになれば、コインベースは合計860,000BTCを保管することになり、ビットコイン総発行枚数の約4%をコインベースが管理することになると伝えられています。
Coinbaseは今後、クライアントに焦点を当てて事業を拡大していくと説明しており、カストディサービスだけでなく、
・ステーキング
・仮想通貨ポートフォリオに対する借入
・信頼できる相手への仮想通貨貸出
・暗号通貨を収益化して活用する新しい方法
などを模索していくと説明しています。
コインベースは2016年の7月に「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)」との提携も発表しており、2019年中に"日本進出"を果たすべく準備を進めています。世界的にも圧倒的な信頼を有しているコインベースには今後も注目です。
Coinbaseに関する記事はこちら
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