
米国証券取引委員会(SEC)VanEckなど3社のビットコインETF「承認判断を延期」
米国証券取引委員会(SEC)は2019年8月13日、仮想通貨業界で「機関投資家の参入を促進する」と期待が高まっている3つのビットコインETFの承認判断を延期することを発表しました。
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VanEck・Bitwiseは「3度目の延期」に
米国証券取引委員会(SEC)が2019年8月13日に公開した文章には、
・VanEck/SolidX(2019年1月申請)
・Bitwise Asset Management(2019年1月申請)
・Wilshire Phoenix(2019年6月申請)
の3社が申請していた「ビットコインETF」の承認判断を延期することが記されています。
「VanEck/SolidX」と「Bitwise Asset Management」の申請は今回で3回目の延期となっているため、これ以上延期することはできないこととなっています。
最終的な判断は、
「VanEck/SolidX」が2019年10月18日
「Bitwise Asset Management」が2019年10月13日
ということになりますが、「Wilshire Phoenix」に関しては2019年9月29日の期限の後、さらに150日間の延期判断をとることもできるようになっています。
「Wilshire Phoenix」のビットコインETFは、ビットコインと米国の短期債権を含んだ「the Trust(ザ・トラスト)」と呼ばれるものになっており、ビットコインで問題視されている"ボラティリティ(価格変動幅)"を抑えることができるように設計されています。
SECはこれまでに申請されたビットコインETFをまだ承認していませんが、仮想通貨業界ではビットコインETFが承認されて実際に提供され始めれば機関投資家の参入につながると期待されており、市場の回復にも大きく影響すると考えられています。
現在承認が延期され続けている理由としては、仮想通貨市場がまだ"健全である"と言えるようなものではなく、仮想通貨取引所における詐欺的行為や価格操作の懸念もあり、健全なカストディ環境が整っていないことから投資家保護の観点でも不十分だと考えられることなどが挙げられています。
ビットコインETFの延期は続いているものの、今年10月には2社のETFに対して最終判断が下されるため、10月は重要な節目になると考えられます。
ビットコインに関する記事はこちら
2019年8月13日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は今月10日の大幅な下落以降は120万円前後での推移を続けており、2019年8月13日時点では「1BTC=1,200,029円」で取引されています。
2019年7月30日〜2019年8月13日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)
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