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【2020年4月】ブロックチェーン・仮想通貨業界の「注目イベント」情報


2020年4月頃に予定されている仮想通貨・ブロックチェーン関連の注目イベントを紹介します。これらのイベントの中には「仮想通貨価格にも大きな影響を与える可能性がある」として注目されているものも含まれているため、事前にスケジュールを確認しておくと良いでしょう。

こちらから読む:仮想通貨・ブロックチェーン関連の「注目イベント」一覧

4月21日〜22日「FinSum2020」開催

4月21日〜22日には、金融庁と日本経済新聞が主催するフィンテック・ブロックチェーン関連のビッグイベント「FIN/SUM Blockchain & Business -FIN/SUM BB-」と「Blockchain Global Governance Conference -BG2C-」が東京・日本橋にて開催されます。

このイベントでは世界中から技術者・研究者・事業者・当局者などとといった様々な利害関係者が集まり、ブロックチェーン技術を活用していく上で必要となる国際ルールや課題解決に向けた筋道をを金融部門にとどまらず議論するとされています。

イベントには、副総理・財務大臣・内閣府特命担当大臣である麻生 太郎(あそう たろう)氏や、金融庁長官である遠藤 俊英(えんどう としひで)氏なども登壇する予定となっており、その他にも仮想通貨業界を代表する国内外の有名企業から数多くの代表者が参加する予定となっています。

「FinSum2020」には仮想通貨企業の関係者だけでなく、規制当局の代表者や大手銀行の代表者なども参加するため、業界の枠を超えた広い視野での議論にも注目です。

>>「FinSum2020」の公式サイトはこちら

4月以降:LINEの独自通貨「LINK/LN」取扱い開始予定

LINE(ライン)の仮想通貨取引サービス「BITBAX(ビットマックス)」を運営している「LVC株式会社」は、2020年4月以降からLINE独自の仮想通貨である「リンク(LINK/LN)」が日本国内の仮想通貨取引所で取り扱われる予定であることを発表しています。

「LINK取り扱いに関する具体的な日程」や「BITMAXにおける取り扱いの詳細」などについては、決まり次第改めて報告すると説明されているため、近日中にはLINK取り扱いの詳細が発表されると予想されます。

4月〜6月頃:次世代NEM「Symbol/XYM」公開目標時期

ネム(NEM/XEM)の新たなブロックチェーンである「シンボル(Symbol/XYM)」の移行委員会は、Symbolのメインネット公開目標時期を”2020年第2四半期(4月〜6月)”に設定しています。

このスケジュールはテストの進行具合に応じて更新される可能性もあるため、実際にはこの予定がさらに変更される可能性もありますが、公開時期が迫っていることは確かであるため、今後の発表には注目です。

(追記:2020年4月10日)
シンボル(Symbol/XYM)の公開時期は2020年後半へと延期になることが発表されました。

4月〜6月頃「改正資金決済法・改正金商法」施行

日本では4〜6月頃に「資金決済法・金融商品取引法・金融商品販売法」が改正される予定となっています。これは金融の機能に対する信頼性の向上や投資家保護などを目的としたものであり、法規制が整備されることによって仮想通貨取引が活発化すると期待されています。

2019年5月に成立したこれらの改正法は2020年6月までに施行される予定となっており、仮想通貨の法律上の名称が”暗号資産”へと変更される他、仮想通貨のカストディ業務を行う際に”仮想通貨交換業者”としての登録が必要になる、ICOSTO関連の法律が明確化される、証拠金取引の最大倍率が2倍へと変更される、などといった様々な変更が適用される予定となっています。

レバレッジ倍率の変更に関しては猶予期間が設けられると予想されるため、実際に取引所でレバレッジ倍率が変更されるまでには数ヶ月〜数年の期間がかかる可能性がありますが、「楽天ウォレット」などの仮想通貨取引所はすでに”最大レバレッジ2倍”を証拠金取引サービスに適用しています。

(追記:2020年4月3日)
改正資金決済法の施行日は「2020年5月1日」と発表されました。