2023年11月26日〜12月2日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
イーサリアムで「デジタル証券」発行へ
Ginco・大和証券グループ・大和証券・Fintertechの4社は2023年11月30日に、パブリックチェーン「イーサリアム」を活用したセキュリティトークン(デジタル証券)発行の概念実証を実施することを発表しました。
日本国内では既に、プライベートチェーンやコンソーシアムチェーンを用いたセキュリティトークンが発行されていますが、パブリックチェーン上でセキュリティトークンを発行する試みは日本国内で初めての事例であると報告されています。
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日本でのステーブルコイン普及に期待感
SBIホールディングスは2023年11月27日に「日本国内におけるUSDCの流通・Circle社の銀行口座開設・Circle社のWeb3関連サービスの普及」に向けて、USDCを発行している米Circle社と基本合意書を締結したことを発表しました。
先月28日には、JPYC株式会社からステーブルコインの発行・管理基盤である「Progmat Coin」を活用して、改正資金決済法に準拠した”信託型のJPYC”を発行する計画も発表されています。
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暗号資産自動両替機が「ADA」に対応
国内唯一の暗号資産自動両替機「BTM」を展開している株式会社ガイアは2023年12月1日に、WEB両替サービスでカルダノ・エイダ(Cardano/ADA)を新たにサポートしたことを発表しました。
先月27日には、参加費無料のCardanoブロックチェーンミートアップイベント「Opening Doors to the Cardano Blockchain and Web3」が2023年12月16日に東京で開催されることも発表されています。
ジャスミーの技術活用報告が多数
ジャスミー、ノバセラム、バイオメディカ・ソリューション(BMS)の3社は2023年11月27日に、ジャスミーコイン(JMY)も活用しながらゲノム情報を用いたオーダーメイド医療を推進するプロジェクト「My Genome Guard推進プロジェクト(仮称)」を立ち上げたことを発表しました。
ジャスミー株式会社は先月29日に、ブロックチェーン技術で完全デジタル管理された「カーボンクレジット取引所」の来春リリースに向けて、参加組織の募集を開始したことも発表しています。
ビットバンク、ギャンブルサイトとの取引を制限
ビットバンクは2023年11月28日に、オンラインカジノなどのような仮想通貨に対応しているギャンブルサイト・サービスとの取引を2024年1月4日以降から順次制限することを発表しました。
仮想通貨規制関連のニュースでは「米商品先物取引委員会(CFTC)は、暗号資産取引所BINANCEとの和解に続いて、Bybit(バイビット)を次の標的に定めている可能性がある」とも噂されています。
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LUNC・USTCの価格回復に期待高まる
Terra Classic(LUNC)やTerra Classic USD(USTC)は2022年5月の価格暴落で価値の99%以上を失っていましたが、ここ最近の価格上昇で現在は再び「LUNC・USTCの価格回復」を期待する声が強まってきています。
仮想通貨アナリストのOscar Ramos氏もLUNC・USTCの回復に期待感を示している人物の一人であり、『これから何が起きるか正確に予測できる人はいないだろうが、”USTCは死んでいない”ということを理解する必要がある』と語っています。
ビットコインの価格上昇はまだまだ続く?
ビットコイン(BTC)の価格は先月9日に38,000ドル(約563万円)まで上昇して以降、38,000ドル付近で横ばいの状態が続いていますが、仮想通貨アナリストのミカエル・ヴァン・デ・ポッペ氏は『ビットコインでブレイクアウト(高値の上抜け)が起こる可能性は非常に高い』と述べています。
先月30日には「マイクロストラテジー」が約5億9,330万ドル(約879億円)相当のBTCを追加購入したことも発表されており、最近では持ち主不明のBTCウォレットが1ヶ月で約626億円に相当のBTCを蓄積していることも報告されています。