2024年6月30日〜2024年7月6日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
仮想通貨の発行&上場も予定「NewLo」登場
株式会社プレイシンクは2024年7月2日に、ポイントをトークンへ転換する新しいWeb3ロイヤリティプログラム「NewLo」を発表しました。
このWeb3ロイヤリティプログラムでは、コンソーシアムチェーンである「NewLo Blockchain」や、暗号資産「NELO」も展開される予定で、初期バリデータには「セレス」や「GMOメディア」など多数の大手企業が参加、2025年にはNELOの暗号資産取引所上場も予定していると報告されています。
今月1日には、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)がザ・サンドボックス(The Sandbox/SAND)のメタバース上で「九州鉄道ランド」を公開したことも発表されています。
日本関連の注目記事はこちら
ウォレット関連で複数の注目ニュース
イーサリアム(ETH)関連の開発企業であるConsensys(コンセンシス)は2024年7月3日に、仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)のセキュリティを強化する目的でWallet Guard(ウォレットガード)を買収したことを発表しました。
今月2日には、Uniswap Wallet(ユニスワップウォレット)が、Web3決済インフラを提供するTransak(トランサック)との提携を通じてオンランプ機能(仮想通貨の購入機能)の提供を開始したことも報告されています。
また、ハードウェアウォレットを展開しているTangem(タンジェム)からは、Visa(ビザ)と提携して「決済機能を備えたVisa統合型の仮想通貨ウォレット」を展開することも発表されています。
ウォレット関連の注目記事はこちら
Flare:75種類のブロックチェーンと接続可能に
フレアネットワーク(Flare Network/FLR)は2024年7月3日に、FlareとLayerZero V2の統合によって、イーサリアム、イーサリアムL2、ソラナなどを含む75種類のブロックチェーンにFlareを接続できるようになったことを発表しました。
今回の統合によって、FlareはLayerZeroのクロスチェーンメッセージング標準を採用している50,000以上の分散型アプリケーション(DApps)にアクセスできるようになるとのことで、LayerZeroの統合はFlareにとって需要な節目であると説明されています。
新たな資産運用方法が利用可能に?
WorldcoinにAppleなどの元幹部4名が参加
ワールドコイン(Worldcoin/WLD)の開発企業であるTools For Humanity(TFH)は2024年7月2日に、プライバシーとセキュリティの強化に向けて、Apple、Google、Xの元幹部4名を採用したことを明らかにしました。
新たに採用された4名の幹部はプライバシー・セキュリティ・ID管理などの分野を強化していくことになるとのことで、世界中の規制当局やデータプライバシー関連の担当者と連携しながら透明性を確保し、ワールドコインのネットワークを拡大してく方針が語られています。
複数の部門の責任者に就任
マウントゴックス、ビットコインの弁済を実施
2014年に経営破綻した暗号資産取引所Mt.GOX(マウントゴックス)は2024年7月5日に、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の弁済を実施したことを発表しました。
マウントゴックスから返済されたビットコインの今後については「売却される可能性が高い」と予想する意見が多いようで、Xで50万人以上のフォロワーを有する金融アナリストのJacob King氏も「マウントゴックス債権者の99%はBTCを受け取った瞬間に売却するだろう」と予想しています。
最近では「BTCの大口保有者が大量のBTCを取引所に移動させていること」や「ドイツ政府が複数回に分けて巨額のBTCを取引所に移動させていること」なども報告されているため、しばらくの間はビットコインの売り圧が続く可能性があると予想されます。
Cardanoのカタリスト提案「日本語」で確認可能に
カルダノ(Cardano/ADA)のカタリスト提案を日本語で確認できる日本語総合ポータルサイトがプレオープンしたことが明らかになりました。
最近ではスイス国有の金融機関であるPostFinance(ポストファイナンス)が、仮想通貨サービスを拡大して、ADAを含む5種類の仮想通貨の保管・取引サービスを提供開始したことも発表されています。
SHIB主任開発者が来日|バスケット型商品も
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)のリード開発者であるShytoshi Kusama氏が、2024年7月4日から京都で開催されているクリプトカンファレンス「IVS Crypto 2024」に参加し、コミュニティの前に姿を表したことが明らかになりました。
最近では、SHIBなど複数のミームコインで構成されたバスケット型の永久先物商品である「MEMEMEXTUSDT」も発表されています。
SHIB関連の注目記事はこちら
Symbol・NEMの大型イベント「東京ノード」で開催へ
シンボル(Symbol/XYM)とネム(NEM/XEM)に関する大型イベントである「XYMPOSIUM 2.0」が、2024年9月27日に東京ノードで開催されることが正式発表されました。
今月5日には、Symbolのブロックチェーンについて体験的に学べる実践的な学習書『今日から現場で使える速習SymbolブロックチェーンJavaScript版』も発売されています。