Flare Network「LayerZero V2」を統合|75種類のブロックチェーンと接続可能に

【今回のニュースの要点】

  • Flare Networkが相互運用性プロトコル「LayerZero V2」を統合
  • LayerZeroは異なるブロックチェーン間でデータを移動できるようにする
  • Flareは75種類のブロックチェーンと接続可能に
  • 「あるチェーンに担保資産を預けて別チェーンから資産を借りれるクロスチェーンマネーマーケット」など様々な可能性が開かれる
目次

Flareと他ブロックチェーンを繋ぐ重要な節目

フレアネットワーク(Flare Network/FLR)は2024年7月3日に、FlareとLayerZero V2の統合によって、イーサリアム、イーサリアムL2、ソラナなどを含む75種類のブロックチェーンにFlareを接続できるようになったことを発表しました。

LayerZero(レイヤーゼロ)は、異なるブロックチェーン間でアプリケーションがデータを移動できるようにする相互運用性プロトコルであり、今年1月には大規模アップグレードを実施したバージョン2(V2)がローンチされています。

今回の統合によって、FlareはLayerZeroのクロスチェーンメッセージング標準を採用している50,000以上の分散型アプリケーション(DApps)にアクセスできるようになるとのことで、LayerZeroの統合はFlareにとって需要な節目であると説明されています。

クロスチェーンマーケットなど複数の活用可能性

LayerZero V2の統合により、Flareは主要なブロックチェーン上に構築された数千のアプリケーションやサービスに即座に安全に接続できるようになるため、FlareのDApp開発者は新しいユーザーと流動性源へアクセスを広げることができると説明されています。

また、LayerZeroのトークン規格である「OFT」を活用すれば、LayerZeroの接続チェーン全体で使用できるトークンを作成することが可能になるため、「あるチェーンに担保資産を預けて別チェーンから資産を借りれるクロスチェーンマネーマーケット」など様々な可能性が開かれるとも説明されています。

Flareの共同創設者であるHugo Philion氏は、スマートコントラクトの機能を持たないBTCXRPなどの仮想通貨をクロスチェーンの金融市場で活用できるようにすることなどにも期待感を示しています。

私にとって特に興味深いのは、LayerZeroがFlareを活用してクロスチェーンマネーマーケットを促進する能力です。これには、今後導入予定のFAssetsシステムを通じてBTCやXRPなどの非スマートコントラクトトークンを統合することも含まれます。

もう一つの興味深い点は、Flareのビルダーがオムニチェーンファンジブルトークン(OFT)やチェーンに依存しないNFTを作成できる能力です。

>>Flare関連の最新ニュースはこちら

(Flare公式発表)

  • URLをコピーしました!

Written by

BITTIMES編集部は、2016年より仮想通貨・ブロックチェーン分野に特化したニュースを継続的に発信しており、これまでに公開した記事数は10,000本を超える。
国内外の公式発表や業界関係者の声明、信頼性の高い海外メディアの情報をもとに、最新のWeb3動向を正確かつ迅速に読者へ届けることを使命としている。

仮想通貨ニュース|新着

仮想通貨入門 - 基礎知識

市場分析・価格予想

目次