ドージコイン・XRP ETFが米国市場で取引開始|初日で5,500万ドル超の取引高を記録

ドージコイン・XRP ETFが米国市場で取引開始|初日で5,500万ドル超の取引高を記録(Dogecoin and XRP ETF debut in U.S. market with over $55 million trading volume on the first day)
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DOGE・XRP現物ETF、米国市場で歴史的始動

2025年9月18日、米国初となる仮想通貨ドージコイン(DOGE)エックスアールピー(XRP)現物ETFが上場しました。

大手メディアThe Blockは、米シカゴのCboe取引所に上場した両ETFの初日取引高が合計5,500万ドル(約81億円)を超えたと伝えており、今年の新規ETF上場としてもトップクラスの活況となっています。

XRP現物に連動する「REX-Osprey XRP ETF(ティッカー:XRPR)」は約3,770万ドル(約59億円)、DOGE現物連動の「REX-Osprey DOGE ETF(ティッカー:DOJE)」は約1,700万ドル(約25億円)の取引高を初日に記録しました。

一般的なETFの初日の出来高が100万ドル未満にとどまる中、XRPRとDOJEは初日から桁違いの資金流入となっており、ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は「驚くべき堅調さ」と自身のX(Twitter)に投稿しています。

私の予想は、取引開始の最初の1時間で大きく外れました。

$DOJEはすでに約600万ドルの取引量を記録しており、これは非常に驚くべき堅調さです。

これらのETFの登場により、米国市場ではビットコイン(BTC)イーサリアム(ETF)以外のアルトコインにもETFを通じた投資機会が広がったと評価されています。

ドージコイン・XRP ETFが米国市場で好調な滑り出し

REX-Ospreyが手掛けるDOGE・XRP ETF

今回上場した2つのETFは、REX Shares(REXシェアーズ)とOsprey(オスプレイ)の共同ブランド「REX-Osprey(レックス・オスプレイ)」による商品で、それぞれCboe BZX取引所で取引されています。

DOJE・XRPRはいずれも投資会社法(1940年法)に基づいて組成された現物型のETFであり、ファンドはドージコインとXRPの現物資産を直接保有する形で価格連動を実現しています。

これまで、米国におけるビットコイン現物ETFなどは証券法(1933年法)に基づく信託形式で申請・承認されてきましたが、それに比べ、今回のETFは規制上のハードルが低く、早期の市場投入が可能となりました。

また、両ETFを手掛けるREX-Ospreyは以前にもソラナ(SOL)のステーキング報酬を組み合わせたETFを7月にローンチしており、今回のDOGE・XRP ETFの成功は、こうしたアルトコインETFの市場拡大に弾みをつけるものとみられています。

DOGE・XRP ETF上場直後の価格動向

価格面では、ドージコイン価格はETF取引開始直後に前日比で約8%急騰し、0.30ドルに迫る水準まで上昇しました。一方、XRP価格は3.10ドル前後を推移し、横ばいの動きを見せています。

ドージコインは上場直前の1週間で一時15%以上の上昇を見せており、市場では今回のETF上場がこのミームコインへの投機的な買いを呼び込んだとの見方も出ています。

一方、XRPはすでに年初来で大幅高となっている中でのETF上場でしたが、投資家の期待感から緩やかに買いが入り、同通貨の過去最高値更新も視野に入れているとの指摘もあります。

DOJE・XRPRの初日取引高と評価

取引高の面では、ドージコインETF「DOJE」とXRP ETF「XRPR」はいずれも初日から予想以上の出来高を記録しました。

特にXRPRは開始90分で2,400万ドル(約35.5億円)超の出来高を集め、既存のXRP先物ETFの初日実績を大きく上回る水準となったことが伝えられています。

また、DOJEについても、開始1時間で約580万ドル(約8.6億円)に達し、バルチュナス氏が事前に予想していた「初日250万ドル程度」との目安を大きく上回りました。

バルチュナス氏はXで「私の予想は初日の1時間で打ち砕かれた。出来高600万ドル近くとは驚くほど堅調だ」と述べ、この盛況ぶりに太鼓判を押しています。

こうした予想外の高需要について「これまで個人投資家の玩具と見られがちだったDOGEやXRPに対し、機関投資家からの関心拡大を示すシグナルだ」と指摘する声も出ています。

SEC、新基準で仮想通貨ETFの上場ハードル緩和

一方、SEC(米国証券取引委員会)は9月17日に仮想通貨ETFの汎用上場基準を承認し、要件を満たせば個別審査なしで上場可能としました。これによりソラナやドージコインなどのETFも短期間で市場投入できる環境が整ったとの見方が強まっています。

同時にSECは、XRPやソラナ、カルダノ(ADA)を組み入れた米国初のマルチ仮想通貨ETF「グレースケール・デジタル・ラージキャップ(GLDC)」の上場も承認しました。

ブルームバーグETFアナリストのジェームス・セイファート氏は「数週間以内にETFのローンチが相次ぐ」と述べており、今後の市場拡大が見込まれています。

現在はライトコイン(LTC)、ADA、ポルカドット(DOT)などを対象とした申請も90件以上に達し、10月にはDOGE・XRPの現物ETFに関する最終判断も予定されています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=148.06 円)

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Source:REX-Osprey発表
サムネイル:AIによる生成画像

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

2016年から仮想通貨に関するニュース記事の執筆を開始し、現在に至るまで様々なWeb3関連の記事を執筆。
これまでにビットコイン、イーサリアム、DeFi、NFTなど、数百本以上の記事を執筆し、国内外の仮想通貨ニュースの動向を追い続けている。

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