「Brighton to Burj」との提携で不動産取引に活用
カルダノ(Cardano/ADA)を基盤とした米ドル連動ステーブルコイン「USDA」を発行しているAnzensは2025年7月30日に、Anzensが不動産投資コンサルティング企業である「Brighton to Burj」と提携して、USDAを用いた不動産決済の導入に取り組んでいることを明らかにしました。
USDAは、カルダノのブロックチェーン上で流通している米ドル連動ステーブルコインであり、USDAの資産価値は米ドルや米ドル同等物で構成される準備金で100%裏付けられているため、信頼性の高いステーブルコインとしても評価されています。
Brighton to Burjは不動産投資とコンサルティングを専門とするブティックコンサルティング会社であり、ドバイや英国で不動産投資を検討している個人や企業にガイダンスとサポートを提供しています。
USDAは2025年1月に発行が開始された比較的新しいステーブルコインですが、Anzensは送金や支払いなどといったステーブルコインの実用例をUSDAで増やしていくことを目指しているとのことで、今回はそのための取り組みの1つとして「Brighton to Burjとの提携を通じた不動産支払いにおけるUSDAの活用」が紹介されています。
🏘️ Cardano’s USDA stablecoin isn’t just for DeFi. $USDA is now being used to modernize real estate payments through a new collaboration with @BrightontoBurj 👇 pic.twitter.com/j93I583rYu
— Anzens Official (@AnzensOfficial) July 29, 2025
🏘️ カルダノ基盤のステーブルコイン「USDA」は分散型金融(DeFi)だけのためのものではありません。
$USDAは「Brighton to Burj」との新たなコラボレーションを通じて、不動産決済の現代化に活用されています 👇
USDAを不動産取引に活用するメリット
ステーブルコインを決済手段として利用すると、第三者の決済仲介者を必要とせずに買い手と売り手の間で直接支払いを行うことができます。仲介業者を介さずに支払いを行うと、手数料を安く抑えながら迅速かつ効率的に決済を処理することができるため、安い手数料で瞬時に決済と資金移動を行うことが可能です。
また、カルダノブロックチェーンの取引手数料は従来の決済システムよりも低コストであり、ブロックチェーン上で取引を行うことによって透明性も確保することができるため、国際的な不動産取引を信頼性の高い形で効率的に処理できると期待されます。
これによって、国境をこえた不動産取引を簡素化しながら、より多くの投資家に不動産投資への参入機会を提供することができるようになり、それと同時にカルダノブロックチェーンにもさらなる実用性をもたらし、エコシステム全体の成長を促進できると期待されています。
USDAをAnzensプラットフォーム上で直接発行(ミント)できるのは記事執筆時点で米国の14州のみとなっており、本人確認が必要&最低1,000ドル(約147,900円)からの発行など一定のハードルがあるものの、USDAは「Minswap」などの分散型取引所(DEX)にも上場しているため、そのようなカルダノDEXを利用すればウォレット接続→トークン交換の簡単作業ですぐに入手することができます。
ステーブルコインの活用事例は世界的に増えてきており、発行量や取引量は2025年4月に過去最高を記録、中央集権型取引所での取引量も増加傾向にあるため、今後もステーブルコインを実社会で活用する動きはさらに加速していくことになると予想されます。
USDAの利用拡大はカルダノエコシステムの発展にも繋がる重要なものであるため、今後はUSDAのさらなる活用報告などにも注目です。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.88円)
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source:Anzens発表
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