ドージコイン財団、ロビンフッド傘下Bitstampと提携|公式DOGEトレジャリー始動へ

ドージコイン財団、ロビンフッド傘下Bitstampと提携|公式DOGEトレジャリー始動へ(Dogecoin Foundation partners with Bitstamp by Robinhood to launch official DOGE treasury)
目次

Bitstampを公式トレジャリー基盤に選定

2025年9月9日、ドージコイン(DOGE)財団の商業部門House of Doge(ハウス・オブ・ドージ)は、公式DOGEトレジャリーの取引・カストディ(保管)の基盤に、米Bitstamp USAが提供する「Bitstamp by Robinhood」を採用したと発表しました。

このトレジャリー(財務準備金)は、ドージコインのエコシステムに長期的な安定性と透明性をもたらすことを目的に設立されており、資産は今後、Bitstamp by Robinhoodのプラットフォームで安全に保管されることになります。

両社は今回の提携をドージコインのユースケース拡大の起点と位置付けており、DOGE保有者が将来的に利息やリワードを得られる仕組みづくりの第一歩としています。

ロビンフッドは公式発表の中で、自社プラットフォームの規制遵守とセキュリティを強調し、「Bitstamp by Robinhoodの採用によりドージコイン・エコシステムの成長を後押しできる」と述べています。

House of Dogeのマルコ・マルジョッタCEOは「Bitstamp by Robinhoodによる公式トレジャリーの保全は、資産の安全確保に加え、今後のドージコイン金融エコシステムの実用化を支える基盤を形成する」とコメントしました。

ハウス・オブ・ドージ、Bitstamp提携で公式トレジャリー始動

House of Dogeの役割とBitstampの信頼性

House of Doge(ハウス・オブ・ドージ)は、ドージコイン財団が2025年に設立した公式商業部門で、ドージコインを分散型の決済通貨として社会に浸透させることを使命としています。

今回の提携先であるBitstamp by Robinhoodは、ニューヨーク州のビットライセンスを含む各国で計50以上のライセンス・登録を保有し、ロビンフッド子会社として高水準の取引基盤を提供しています。

House of DogeとCleanCore Solutions(クリーンコア・ソリューションズ)が共同で立ち上げた公式トレジャリーは、ドージコインの長期価値と実需の向上を目的とした取り組みです。

クリーンコアが進める大規模ドージコイン取得

こうした動きを背景に、クリーンコアは9月に約1億7,500万ドル(約258億円)を調達して公式トレジャリーを設立し、その資金でドージコインを積極的に取得する方針を打ち出しました。

同社はすでに約2億8,540万DOGE(6,900万ドル/101億円相当)を取得しており、この大量取得により世界有数のドージコイン準備保有者の一つとなっています。

また、マルジョッタ氏はクリーンコア社のCIO(最高投資責任者)も兼務し、パートナーである仮想通貨投資企業21Sharesとともに、トレジャリーの戦略運用とガバナンスを監督することも報告されています。

ミームコインから実用資産へ転換を掲げるビジョン

今回のBitstamp by Robinhoodとの提携は、エコシステム拡大に向けた一連の取り組みの一環と位置付けられています。

House of Dogeは、ライセンス契約や製品パートナーシップに加え、消費者・企業向けソリューションへのドージコイン統合計画を進め、ミームコインから実用性重視の段階へ押し上げるビジョンを掲げています。

米国初のドージコインETF「DOJE」9月11日上場予定

レックスとオスプレイが仕掛けるDOGE ETF計画

一方、米国市場では初となるドージコイン連動型のETF(上場投資信託)の登場が間近に迫り、市場の関心を集めています。

米運用会社REX Shares(レックス・シェアーズ)とOsprey Funds(オスプレイ・ファンズ)が共同設定するREX-Osprey DOGE ETF(DOJE)」は、米国時間の2025年9月11日(木)にも取引を開始する見通しです。

ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は9月9日のX(旧Twitter)で、同ETFを「米国初の純粋なミームコインETF」と位置付け、ドージコインの伝統的金融市場への本格参入の節目になると述べています。

ミームコインETF時代が始まろうとしているようです。$DOJEは木曜日に上場予定で、$SSK同様に「40 Act」の枠組みでの運用となります。

一方で、SECの承認を待っている「33 Act」枠のETFも大きなグループがあります。おそらくこれは、意図的に実用性を持たない資産を保有する米国初のETFになるでしょう。

19b-4申請を経ずに実現したDOGE ETFの構造

DOJEは1940年投資会社法に基づくファンド構造を採用し、ケイマン諸島の子会社を通じてDOGE価格に連動する仕組みです。

この仕組みによって、通常の仮想通貨ETFで必要とされる証券法1933年に基づく19b-4(取引所規則変更)承認を経ることなく、短期間で商品化に至ったと伝えられています。

DOGE価格、ETF期待で直近1週間14%上昇

市場では、DOJEの早期上場観測を背景にドージコイン価格が直近1週間で一時約14%上昇し、主要銘柄の中で最も高い伸びを記録しました。

ドージコインが米国株式市場のETFとして投資対象に加わることで、新規マネーの流入と認知拡大が期待されています。

コミュニティでも将来の価格動向や採用拡大への期待が広がっています。今週開始予定のDOJEの行方は、ドージコインがミームから主流資産へ歩みを進める上で重要な試金石となり、大きな注目を集めています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.39 円)

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Source:House of Doge公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

2016年から仮想通貨に関するニュース記事の執筆を開始し、現在に至るまで様々なWeb3関連の記事を執筆。
これまでにビットコイン、イーサリアム、DeFi、NFTなど、数百本以上の記事を執筆し、国内外の仮想通貨ニュースの動向を追い続けている。

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