Midnight Networkがエンタープライズ会員として参加
カルダノ(Cardano/ADA)エコシステムを推進するメンバー主導型の非営利組織(MBO)である「Intersect」は2025年12月3日に、プライバシー重視の第4世代ブロックチェーンである「Midnight Network」がIntersectに新たなエンタープライズレベルのメンバーとして正式加入したことを発表しました。
Midnight Networkは、機密性の高い商業データや個人データを保護する画期的なアプリを迅速・簡単・安全に構築できるよう設計されたプライバシー強化型のブロックチェーンであり、透明なブロックチェーン環境で動作しながら機密情報を保護できるだけでなく、NIGHTやDUSTと呼ばれるトークンのローンチも予定されています。
Midnightはカルダノ初のパートナーチェーンとなる予定であり、ADA保有者に対するNIGHTのエアドロップも実施されるため、以前からカルダノ関連のブロックチェーンとして注目されていましたが、今回は「カルダノの主要メンバーも参加するコミュニティ主導組織IntersectにMidnightが正式加入したこと」が報告されています。
We’re excited to welcome @MidnightNtwrk onboard as an Enterprise Member! 👏 🎉
We look forward to collaborating across governance, privacy infrastructure, ecosystem tooling, and real-world applications – https://t.co/LEA0YnH5cF pic.twitter.com/hqarrot4Zh
— Intersect (@IntersectMBO) December 3, 2025
Midnight Networkをエンタープライズメンバーとして迎えることができることを大変嬉しく思います!
ガバナンス、プライバシーインフラ、エコシステムツール、そして現実世界でのアプリケーション開発など、多岐にわたる分野での協業を楽しみにしています。
Midnight正式加入の重要性とメリット
Intersectにエンタープライズメンバーとして加入することによって、Midnightはエコシステムイニシアチブに関する早期情報を得るとともに、インフラプロバイダー・ツール開発チーム・専門委員会と繋がる専用の協力チャネルにアクセスできるようになります。
また、Midnightはエンタープライズ会員になることで、そのプライバシー強化型インフラと長期的な技術的ビジョンをIntersectのガバナンス(統治)環境に直接持ち込むことになります。
Midnightのプライバシー・選択的開示・コンプライアンス(法令遵守)に焦点を当てた設計に関する専門知識は、今後の議論に意味のある深みを加え、カルダノの長期的な進化を形作るエコシステムの集合的な能力を強化するとも期待されています。
Intersectの公式発表では「Midnightの参加がIntersectメンバーにもたらすメリット」として以下のような点が挙げられています。
- より強力なエコシステムフィードバックループ
より強力なエコシステムフィードバックループ: Midnightのプライバシーに焦点を当てた視点は、ガバナンスの議論に直接貢献し、データ保護・コンプライアンス・機密性の高いユースケースの要件が確実に反映されるようにする。 - 主要なインフラプロバイダーとのより大きな整合性
主要なインフラプロバイダーとのより大きな整合性: Intersectの委員会とワーキンググループは、カルダノで最も期待されているインフラストラクチャ層の1つに直接アクセスできるようになる。 - 新しい協力機会
Midnightのパートナーエコシステムと開発者コミュニティは、共同開発・知識共有・ガバナンスの実験のための道筋を開く。
Midnightとカルダノの連携がより強固に
Intersectのエンタープライズ会員として参加しことによって、Midnightはエンタープライズ会員が利用できる全ての権限にアクセスできるようになるとのことで、これによってMidnightはカルダノの意思決定プロセスやエコシステム調整に積極的に参加できるようになると説明されています。
Midnightが利用できる権限としては以下のようなものがあげられています、
- Cardanoメインネット調整を含む技術サポート
- 年次総会での参加・投票権
- 委員会参加やリーダー職への立候補(該当階層の場合)
- ガバナンストゥール、財務運用プロセス、ロードマップに関する早期情報
- エンタープライズ向け専用コミュニケーションチャネル
Midnight Foundationのプレジデントであるファフミ・サイード氏とIntersect暫定エグゼクティブディレクターであるジャック・ブリッグス氏は、Midnightの正式加入について次のように述べています。
Midnightは、カルダノだけでなく業界全体にとって意味のある“本物のプライバシー”を提供するインフラを構築しています。NIGHTをカルダノのネイティブ資産としてローンチすることは、両ネットワークの方向性が一致している証であり、カルダノがパートナーチェーンとして我々のロードマップに重要な役割を果たしていることを示します。
Intersectへの参加により、カルダノの進化を形づくるガバナンスやインフラに直接貢献できます。ネットワーク立ち上げへ向けて、Intersectのメンバーと協力していけることを楽しみにしています。
メインネットローンチを目前に控え、Intersectの企業会員として参加することは「透明性と協調性をもってカルダノコミュニティと歩む」という我々の姿勢を示すものです。
– ファフミ・サイード氏(Midnight Foundationプレジデント)
Midnight の参加は、我々が築き上げてきたガバナンス基盤への強力な支持の表れです。技術連携が強化され、Cardano の将来を形づくる視点の多様性がさらに豊かになります。
– ジャック・ブリッグス氏(Intersect暫定エグゼクティブディレクター)
Midnightは複数の主要ブロックチェーンとも関わりを持つ今後に注目が集まる第4世代ブロックチェーンであるため、今回のIntersect参加がもたらす相乗効果や今後の影響には期待が高まっています。
カルダノ関連の注目記事
source:Intersect公式発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

























