仮想通貨楽天コインをつくる構想を語った三木谷社長
楽天の三木谷浩史社長は27日、ブロックチェーンを使ってポイントなどを管理する楽天コインを開発する構想を語りました。
スペインのバルセロナで開催されているいる世界最大規模のモバイル機器展示会『Mobile World Congress 2018(MWC2018)』に登壇した楽天の三木谷浩史社長は、ブロックチェーンの技術と楽天ポイントをベースにした「楽天コイン」を開発する計画を明らかにしました。
導入時期に関しては言及していませんが、楽天コインを導入することによって、海外でも楽天ポイントを使用する事ができるようになる予定です。
楽天コインは仮想通貨の土台となる技術であるブロックチェーン技術をベースに開発される予定であり、国境を超えた幅広いシーンで利用できる通貨となる事が期待されています。
現在楽天市場では44,000の業者が商品を販売していますが、楽天コインを採用することでこれまでは利用できなかった国外でも楽天ポイントを使うことができるようになるため、国際事業の拡大を狙うことができ、今後Amazonのような世界的ネット通販市場構築につながる可能性もあります。
しかし三木谷氏はMWCでのスピーチの中で「Amazonとは非常に異なる」と強調しました。
基本的に、私たちのコンセプトは小売業者と商人のネットワークを再構築することです。
私たちはそういったネットワークを遮断したくありませんが、促進剤として機能します。
これは私たちの哲学であり、単に社会に力を与えてより多くの利便性を提供するだけではありません。
楽天コインが実際にリリースされるまでには少し時間がかかりますが、楽天グループは既に仮想通貨との関わりもあり、
bitFlyerを通して楽天サービスを利用すると、利用金額の0.6%分のビットコインがもらえるというサービスなどもあります。