イスラエルは証券取引所インデックスから仮想通貨企業を除外
イスラエル証券局(ISA)は、仮想通貨に関連する企業をテルアビブ証券取引所(TASE)の株式指数に含むことを禁止する方針を発表しました。TASEの憲章を改正することによって実施されるこの決定は、投資家がビットコインなどのマイニング企業を通じて、潜在的な危険性と投機的な性質を間接的に抱かないよう保護することを目的としています。
イスラエルでは昨年ビットコインの価格が高騰した事によって、仮想通貨企業のシェアはTASEで急増しましたがそれ以降は価格と共に減少しています。
今回の決定は、企業が株式インデックスに含まれないようにすることで、受動的な投資家が株式を購入することを阻止し株券の需要を削減することを目的としており、その後は市場の発展に従って再評価されるとのことです。
仮想通貨投資について投資家に警告を出したISAも、数日後にイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に対する対策を計画しています。
ISAは今回の発表と共に、仮想通貨投資を検討している投資家に対して次のように警告しています。
"仮想通貨投資には、流動性がなく、通貨をお金に変える能力、例外的な価格変動、違法行為、詐欺行為のリスクなどの多くのリスクがある"
"直接的または間接的に自分の資金を投機的な設備に投資した投資家は、これらのリスクのうちの1つ以上が実現し、結果的に損失を被る可能性が高い"
イスラエルのBitcoin Associationのメナー・ローゼンフェルド議長は、TASEの発表に応じて次のように述べています。
"実際に仮想通貨投資にはいくつかのリスクがあり、賢明な決断を下すためには、そのようなリスクを考慮する必要があります。これまでに警告したように、特にリスクの高いICOで集中的に発行された分散型通貨とトークンを区別することも重要です。イスラエルのハイテク企業にとって重要な成長エンジンであり、イスラエルのイノベーションを抑制し、イスラエルが遅れを取らないように、ネガティブな当事者と警告は許されてはならない"