XRP下落は「規律ある投資家の恵み」
米国の仮想通貨アナリストCoach JV氏は2025年11月5日、自身のX(旧Twitter)で「仮想通貨XRPが2ドル(約306円)以下で推移する状況は投資家にとっての恵みになる」との見解を示しました。
同氏は、多くの投資家が失望する局面においても、規律ある投資家は将来を見据えXRPを買い増す好機となると強調しています。
Bitcoin under $100K? XRP at $2? What a blessing.
Most see disappointment. The disciplined see accumulation.
This is where the patient become wealthy while others chase green candles later, we’ll already be sitting on house money.
GOD, family, and protection of your ecosystem…
— Coach, JV (@Coachjv_) November 4, 2025
ビットコインが10万ドルを下回る?XRPが2ドル?──なんて恵まれた状況だ。
多くの人は落胆するかもしれない。しかし、規律を持つ投資家にとっては「仕込みの時期」にすぎない。
こういう局面こそ、忍耐強い人が後に大きな富を手にする。相場が上がってから慌てて飛びつく人たちをよそに、私たちはすでに余裕を持って構えられるようになっているだろう。
記事執筆時点でXRPは2.5ドルを割り込み、2ドル割れも現実味を帯びています。こうした弱含みの背景には、ビットコイン(BTC)が約10万ドル付近で調整していることによる、市場全体の売り圧力があるとみられています。
一部には、Coach JV氏のようにこの局面を長期投資の好機と捉える見方もあり、同氏の発言は弱気相場における長期的視点の重要性を示すものとして注目を集めています。
XRPのオプション取引を開始
市場低迷でも注目されるXRPの長期視点
Coach JV氏らが語るXRP2ドル以下の価値
Coach JV氏は、軟調な市場環境の中で価格下落を「恵み」と捉え、むしろ積極的に活用すべきだとの見解を示しています。
同氏は「ビットコインが10万ドル(約1,530万円)未満、XRPが2ドルという相場は”恵み”だ」と述べ、大半の投資家が失望する局面でも規律ある投資家はそれを買い増しの好機と見るべきだと強調しました。
また、著名トレーダーであるインカム・シャークス氏もX上で「XRPを2ドル以下で取得できなかった人々には、すぐにもう一度そのチャンスが訪れるだろう」と述べ、現在の弱気局面が安値で買い増しする好機になり得ると指摘しました。
XRPの価格推移と投資家心理の変化
2018年のバブル崩壊後XRPは長期間1ドル未満で推移していましたが、直近では2ドル近辺が新たな押し目として意識されています。
2024年11月のXRP急騰時には、早期に仕込んでいた投資家が大きな利益を上げた一方で、上昇後に参入する投資家も目立ちました。
この動きは、忍耐強く安値で仕込んだ投資家が後から参入する投資家を尻目に「ハウスマネー」(元本超過の利益)を得るというCoach JV氏の見解を裏付けするものとなっています。
なお、市場の強気派は将来的なXRPの大幅反発を予想していますが、こうした見通しには確証がありません。
XRP「国際送金の未来を変える」
リップル社の大型調達で進むXRP基盤強化
足元ではXRPエコシステムに前向きな動きも見られます。米Ripple(リップル)社は11月5日、5億ドル(約765億円)を調達し、企業評価額は400億ドル(約6.1兆円)に達しました。
同社のブラッド・ガーリングハウスCEOは「この投資はリップルの驚異的な勢いと、我々が積極的に追求している市場機会のさらなる裏付けだ」とコメントしています。
さらに、デリバティブ市場ではCMEグループが5月にXRP先物取引を開始しており、主要アルトコインへの投資手段の拡充も進んでいます。
これらの動きはXRPの基盤整備が着実に進んでいることを示すもので、短期的な価格低迷にもかかわらず長期的な成長期待が依然として存在していることを示唆しています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.98 円)
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Source:Coach JV氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像




























