ミシガン州退職年金基金「イーサリアム現物ETF保有」が判明|米国初の事例
アメリカ・ミシガン州の退職年金基金が、Grayscale(グレースケール)のイーサリアム現物ETFを保有していることが明らかになりました。
2024年7月には、ミシガン州の退職年金基金がビットコイン現物ETFである「ARK 21SHARES BITCOIN ETF」を11万株保有していることが明らかにされていましたが、今回はグレースケールが提供している以下2つのイーサリアム現物ETFを保有していることが報告されています。
- Grayscale Ethereum Trust(ETHE)
- Grayscale Ethereum Mini Trust(ETH)
VanEckのマシュー・シーゲル氏によると、州の退職年金基金がイーサリアムETFを購入するのは今回が初であるとのことで、ミシガン州の退職年金基金はETHEとETHの両方を46万株ずつ保有していて、保有額で上位5位にランクインしているとも報告されています。
🚨 First State Pension Fund Buys #ETH ETF 🚨
— matthew sigel, recovering CFA (@matthew_sigel) November 4, 2024
State of Michigan Files 13F Discloses New ETH ETF Holdings; Becomes Top 5 Holder of $ETH & $ETHE pic.twitter.com/3eYrCh3ldG
🚨 州の退職年金基金がイーサリアムETFを初購入 🚨
ミシガン州、13F報告書で新たなETH ETF保有を開示;$ETH & $ETHEの上位5位保有者に
ミシガン州退職年金基金が保有するイーサリアムETFの評価額については、第3四半期末時点で「ETHEが約1,000万ドル(約15億円)相当、ETHが約11万ドル(約1,670万円)相当」と伝えられています。
年金基金が仮想通貨に投資する動きは2021年頃から見られていて、2021年10月には「テキサス州ヒューストンの消防士年金基金がビットコインとイーサリアムに投資したこと」が報告されています。
2024年には「米ジャージーシティの年金基金」や「フロリダ州の年金基金」でも仮想通貨投資の計画があることが報告されているため、今後は年金基金が仮想通貨ETFや現物仮想通貨に投資する事例がさらに増加する可能性があると予想されます。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.40円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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