この記事の要点
- 著名アナリストAsh Crypto氏がBTC20万ドル予測を発表
- アルトコインも2025年に20倍高騰の可能性を指摘
- 複数の専門家が強気予測、ETHは1万ドルに到達か
- 一部では12〜15万ドルと慎重な見方も存在
Ash氏、仮想通貨市場の上昇を示唆
X(Twitter)で180万人以上のフォロワーを有する著名アナリストAsh Crypto氏は2025年6月1日、2025年末までにビットコイン(BTC)が20万ドル(約2,857万円)、イーサリアム(ETH)は1万ドル(約143万円)に達する可能性があるとの予測を示しました。
同氏はビットコインやイーサリアムなどの主要仮想通貨だけでなく、アルトコイン市場全体も大幅に上昇するとの見通しを示し「これらはすべて2025年に起こる」と述べています。
Ash氏は投資家に対し「焦って売却せず、相場の変動に振り落とされることなく保有を継続する」よう呼びかけており、2025年の本格的な強気相場(ブルマーケット)に備えるよう促しています。
DON’T GET SHAKEN OUT
DON’T SELL EARLY!
ALTSEASON IS COMING IN 2025
WE DIDNT HOLD FOR MONTHS AND
YEARS TO SELL NOW AT -50%BTC – $200k, ETH – $10k, ALTS – 20x
WILL HAPPEN BY END OF 2025.— Ash Crypto (@Ashcryptoreal) May 31, 2025
焦って手放さないでください。早売りは禁物です。
2025年、アルトコインのシーズンがやってきます。
私たちは何ヶ月、何年もホールドしてきました。今、マイナス50%で手放すために耐えてきたわけではありません。
2025年末までにBTCは20万ドル、ETHは1万ドル、アルトコインは20倍になる可能性があります。
アルトコインシーズン、まもなく到来か
仮想通貨市場で「循環上昇」の兆し
Ash Crypto氏によると、仮想通貨市場は数か月間の停滞期間を経て、大規模な上昇トレンドに転換した可能性があるとのことです。
この上昇がビットコインやイーサリアムだけでなく、アルトコインが主役となる「アルトシーズン」の本格的な開始につながる可能性があると分析しています。
歴史的に見ても、ビットコインとイーサリアムが大きく上昇した後には、小型アルトコインへの資金流入が加速し、短期間で上昇を見せる傾向があるとの見方もあります。
同氏はこうした市場循環の観点から、今回予測した大型銘柄の上昇がアルト市場全体の爆発的成長につながると考えています。
ビットコイン支配率の変化でアルトコイン上昇か
同氏は特にビットコイン市場の強さを示す指標の変化にも注目しています。
ビットコイン支配率(ドミナンス)がピークを迎えるタイミングで、投資資金がアルトコインに流入し、アルトコイン相場が活性化するパターンが予想されています。
現在の価格データにも、主要アルトコインが強気相場に入る際に見られる「価格上昇のパターン」が確認され始めているとの分析もしめされています。
ビットコイン・イーサリアムが重要なレジスタンス水準を突破して過去最高値を更新すれば、アルト市場への本格的な資金流入が始まる可能性が高まりそうです。
Ash氏「今こそ保有継続を」
またAsh Crypto氏は、現在の価格水準で投資家が保有分を手放してしまうことに警鐘を鳴らしています。
同氏は「長期間にわたる大幅な価格下落に耐えてきた末に、ここで売却してしまうのは時期尚早だ」と強調しており、目先の調整局面に惑わされずに堅実にホールドを続ける姿勢が重要だとしています。
記事執筆時点のビットコイン価格はその約半分の水準で推移しており、イーサリアムも10,000ドルには遠く3,000ドル未満に留まっています。
主要アルトコインの多くも過去最高値から70〜90%以上下落した状態にあり、同氏はこうした状況を「リスクは高いものの、それを上回るリターンが期待できるチャンス」と捉えています。
「ビットコインは新章へ」
ビットコインは20万ドルへ?2025年の価格予測
他の有力な市場関係者も同様に、2025年のビットコイン価格の強気予想を示しています。
マラソンCEO「BTCは20万ドルへ」
米国の大手マイニング企業マラソン・デジタルCEOのフレッド・ティール氏は2025年1月、「2025年末までにビットコイン価格が20万ドルに達する可能性がある」との考えを示しました。
ティール氏はビットコインの供給上限が2,100万枚で既にその約94%が発行済みである点に触れ、市場流通枚数が限られる中で需要が増大すれば価格上昇の主要因になると指摘しています。
英大手銀行が示すビットコインの上昇余地
イギリスの大手金融機関スタンダードチャータードのデジタル資産リサーチチームも同様に、ビットコインは2025年末までに25万ドル(約3,580万円)に到達する可能性があると強気の価格見通しを発表しています。
同銀行のデジタル資産部門責任者ジェフ・ケンドリック氏は、米国での現物ビットコインETF承認に伴う機関投資家からの巨額資金流入がビットコイン市場を押し上げていると分析しています。
金ETFが登場した2004年の金市場と比較した上で、「2025年末までに20万ドル」という予測を改めて示しました。
さらにスタンダードチャータードのレポートでは、イーサリアムも同時期までに1万ドルに達する可能性があるとされています。
「2030年までに少なくとも580%上昇」
ビットコイン予測におけるリスクと期待
強気な予測が相次ぐ一方で、慎重な見方を崩さない専門家も存在します。
仮想通貨トレーダーのスコット・メルカー氏は、多くの専門家が今回の相場でのビットコイン最高値を12万〜15万ドルと予測している点にも言及しており、予想には幅があることを指摘しています。
マクロ経済や需給の状況によっては価格が大きく変動する可能性もあるため、強気予測が実現するかどうかは市場環境次第と見られています。
機関投資家による仮想通貨投資が拡大する中、米国の金融政策や世界経済の動向が、ビットコインをはじめとする仮想通貨の価格に与える影響に市場の注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=142.83円)
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Source:Ash Crypto氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像





























