ドージコインETF「DOJE」取引開始へ|XRP ETFも米国市場で9月18日にローンチ予定

ドージコインETF「DOJE」取引開始へ|XRP ETFも米国市場で9月18日にローンチ予定(Dogecoin ETF "DOJE" begins trading, XRP ETF set to launch in US market on September 18)
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ドージコインETF「DOJE」取引開始、XRPも続く見通し

2025年9月16日、米ブルームバーグ社のETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、自身のX(旧Twitter)で、REX Osprey(レックス・オスプレイ)社のドージコイン(DOGE)ETF「DOJE」が9月18日(現地時間)から米国市場で取引を開始する予定であることを明らかにしました。

また同日には、資産運用会社REX Shares(レックス・シェアーズ)もXで、自社のXRP連動型ETFを今週中にローンチする予定だと発表しました。

REX-Osprey™のXRP ETF($XRPR)が今週登場します!

$XRPRは、時価総額で3番目に大きい暗号資産であるXRPへの現物投資機会を米国で初めて提供するETFです。このETFは、$SSKの開発チームであるREX-Osprey™によって提供されます。(後略)

このドージコインETF(ティッカー:DOJE)は米国市場で初のDOGE価格連動型ETFとなり、同時に上場が予定されているXRP ETF(ティッカー:XRPR)はXRP現物にエクスポージャーを提供する商品となります。

SEC(証券取引委員会)は、REX Ospreyによる仮想通貨ETFの申請を書類上で有効化しており、今回のDOJE・XRP ETFの登場により、ビットコインイーサリアム以外のアルトコインにもETFを通じた投資機会が米国市場で広がる見込みです。

REX-Ospreyが仕掛けるアルトコインETF戦略

バルチュナス氏が語るDOGE・XRP ETF計画

バルチュナス氏はXで「米国投資会社法(1940年法)に基づく40 Act方式によるドージコインETFは9月18日(木)にローンチ予定であり、同じ有効化済み申請書に含まれていたXRP ETFも週内に上場する」と伝えています。

一方で、この申請書に含まれるTRUMP ETFやBONK ETFについては、現時点で具体的な取引開始日は明らかにされていません。

ドージコインETF「$DOJE」は木曜日に取引開始予定であり、同じく40 Actに基づく現物XRP ETF「$XRPR」も同日に予定されています。

TRUMP ETFやBONK ETFもその中に含まれていますが、これらのETFの取引開始日はまだ発表されていません。

DOGE・XRP ETFに導入されたRIC構造

今回のETFが採用する「RIC(40 Act)」構造は、現物の仮想通貨資産を主なポートフォリオとしつつ、市場状況に応じてデリバティブや他のETFへの投資も組み入れることが可能な柔軟性が特徴です。

これは従来のビットコイン・イーサリアム現物ETF(C-Corp型の仕組み)とは異なり、1940年投資会社法に基づくオープンエンド型ファンド(投資信託)として既存の規制枠内で運用されます。

SEC承認不要で進むDOGE・XRP ETFの上場プロセス

この仕組みでは、証券登録後75日を経過すると、SECの個別承認がなくても自動的に効力が発生します。そのため、規制当局が異議を唱えない限り、既存の手続き内で上場が可能になります。

実際、REXオスプレイのソラナETF(ティッカー:SSK)はこの方式で7月2日に米Cboe市場で取引を開始しており、SECの正式承認を待たずに先行ローンチした事例となりました。

REXシェアーズは、当初このソラナETFをC-Corp型で上場した後に構造変更を行っており、規制環境に合わせて運用手法を柔軟に適応させる姿勢を示しています。

DOGE ETFの正式デビューとXRP ETFの独自性

今回のドージコインETF「DOJE」も、当初予定されていた9月12日前後の上場が一時見送られていましたが、バルチュナス氏の予測した「週の中頃」にあたる18日に取引開始となる見通しです。

また、米Fox Businessのエレノア・テレット記者は、REX OspreyのXRP ETFについて「現物XRPに加えて現金・米国債・一部デリバティブを組み込んだ「スポットETF+α」の商品で、従来の現物ETFより規制が厳格だ」と指摘しています。

アルトコインETF申請の現状と承認時期の焦点

SECによるETF承認判断の延期状況

今回のREX OspreyによるアルトコインETFが先行して上場する一方で、依然として90以上の仮想通貨ETF申請がSECで審査待ちとなっていることが報告されています。

ソラナやXRPなど複数の現物ETF申請は来月(2025年10月)に最終判断期限(240日目)を迎える予定で、最近では米資産運用大手フランクリン・テンプルトンによるXRP現物ETFについてSECが審査期限を2025年11月14日まで延長しました。

なお、Bitwise社やグレイスケール社などのXRP関連ETF申請についても、SECは判断期限を2025年10月中旬までそれぞれ延期しています。

市場が織り込む年内のアルトコインETF承認

ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏の分析では、こうしたアルトコインETFの初承認が早ければ2025年10月にも下りる可能性が指摘されています。

こうした動きを背景に、市場でもアルトコインETF実現への期待が高まっており、予測市場データでは年内のXRP ETF上場確率が90%超と織り込まれているとの報告もあります。

一方で、SECは現在、仮想通貨ETFの迅速承認に向けた包括的な新ルール作りを進めているとされ、規制整備が完了するまでETFの本格的な取引開始を見合わせる可能性も示唆されています。

このため、市場関係者の間では主要アルトコインETFの正式な承認・上場時期に関する議論が今後一層活発化するとみられています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=円)

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Source:エリック・バルチュナス氏X投稿 / REX Shares X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

2016年から仮想通貨に関するニュース記事の執筆を開始し、現在に至るまで様々なWeb3関連の記事を執筆。
これまでにビットコイン、イーサリアム、DeFi、NFTなど、数百本以上の記事を執筆し、国内外の仮想通貨ニュースの動向を追い続けている。

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