この記事の要点
- OpenAI、GPT-5.6「Sol・Terra・Luna」を限定公開
- モデル名がソラナやテラと一致し仮想通貨業界で話題に
GPT-5.6「Sol・Terra・Luna」始動
OpenAI(オープンAI)は2026年6月26日、次世代AIモデル「GPT-5.6」シリーズのプレビュー提供を開始したと発表しました。
シリーズは最上位の「Sol」と「Terra」「Luna」の3モデルで構成され、名称が仮想通貨のソラナ(SOL)や2022年に崩壊したテラ(Terra/LUNA)と重なったことから、仮想通貨業界でも話題となっています。
3モデルは性能や料金が異なる構成となっており、用途に応じて最適なモデルを選択できる設計が採用されています。
提供はまず限定的なプレビューとして開始され、APIなどを通じて少数の信頼できるパートナー企業・組織を対象に展開されています。
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3モデルの違いと仮想通貨名の重複が話題に
最上位Solから高速Luna、性能と料金比較
GPT-5.6シリーズは性能や処理能力に応じて「Sol」「Terra」「Luna」の3モデルで構成されており、最上位モデルのSolは複雑なコーディングやセキュリティ研究など高度な推論を要する作業を想定した設計となっています。
中位モデルのTerraは、前世代のGPT-5.5に近い性能を維持しながら利用料金を約半分に抑え、日常業務や一般的な開発用途に適したモデルとして位置付けられています。
一方、Lunaはシリーズで最も高速かつ低価格のモデルとして設計されており、大量のリクエストを効率よく処理する用途を想定しています。
最上位モデルのSolには、より長時間の推論を行う「max」に加え、複数の補助エージェントへ処理を分担させる「ultra(ウルトラ)」という新たな動作モードも用意されています。
料金体系は100万トークンあたりの入力・出力単価で設定されており、モデルごとの価格は以下のとおりです。
| モデル | 区分 | 料金(100万トークンあたり 入力/出力) |
|---|---|---|
| Sol | 最上位 | 5ドル(約810円)/30ドル(約4,850円) |
| Terra | 中位 | 2.5ドル(約400円)/15ドル(約2,430円) |
| Luna | 高速・低価格 | 1ドル(約160円)/6ドル(約970円) |
SOL・LUNA連想で仮想通貨コミュニティ注目
3モデルには仮想通貨業界で広く知られた名称が採用されており、最上位モデルの「Sol」は時価総額上位の仮想通貨ソラナが使うティッカー「SOL」と一致するほか、「Terra」と「Luna」は2022年に崩壊したテラ(Terra/LUNA)のブランド名と共通しています。
テラはアルゴリズム型ステーブルコイン「UST」が米ドルとの連動を失ったことをきっかけに急速な価格崩壊へ発展し、ガバナンストークンのLUNAも短期間で約99%下落しました。
こうした背景から、GPT-5.6のモデル名は仮想通貨業界でも大きな話題となりましたが、OpenAIは各モデル名について性能区分を示す呼称として採用したものであり、モデルごとの位置付けを分かりやすく示すことが目的だと説明しています。
米政府と事前共有、限定プレビューで始動
今回のGPT-5.6は、APIとコーディング支援ツール「Codex」を通じ、少数の信頼できるパートナー企業・組織を対象とした限定プレビューとして提供が始まりました。
この限定プレビューに先立ち、OpenAIは米国政府へモデルの計画や性能を共有しており、政府からの要請を踏まえて限定提供という形で開始した経緯も明らかにしています。
一方でOpenAIは、このような政府による事前確認の仕組みについて長期的な標準とすべきではないとの見解を示し、過度な事前審査は利用者や開発者へ新しいツールが届く時期を遅らせる可能性があると指摘しました。
そのうえで、今後数週間のうちにChatGPTやCodex、APIを通じてGPT-5.6の提供範囲を順次拡大する方針も明らかにしています。
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Source:OpenAI公式発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

























