成人向け雑誌「PLAYBOY」仮想通貨決済の導入は延期?提携企業を訴訟
成人向け雑誌PLAYBOY(プレイボーイ)の親会社であるPlayboy Enterprises(プレイボーイ・エンタープライズ)は、決済用のデジタル通貨ウォレットを作成できなかったことを理由に仮想通貨企業「Global Blockchain Technologies(GBT)」に対して訴訟を起こしました。
Playboy Enterprisesは今年の3月にGBTとの提携を発表しており、同社の事業全体で仮想通貨のサポートを提供するオンライン決済用のウォレットを開発していることを明らかにしていました。しかし今回報じられている情報によると、これらのプロジェクトは順調に進んではいないようです。
LA Timesの報道によると、Playboy EnterprisesはGBTに対して賠償金の請求だけでなく、詐欺や契約違反の懲罰的な損害賠償を求めているとのことです。プレイボーイ側は、GBTがブロックチェーン技術をPLAYBOYのメディアチャンネルに統合することに合意しなかったと主張しています。
しかしGBT側は、今回の訴訟を"よくある揉め事"だと説明しており、詐欺の主張は「軽薄」であると主張しています。さら同社は、これらの行動には強い理由があるため、PLAYBOY側の主張に積極的に抵抗していくことを明かしています。
両社の主張は激しく対立しており、PLAYBOYはGBTが契約に違反しているだけでなく、契約の一部として約束されていた400万ドル(約4億4,000万円)も支払われていないとも主張しています。
アダルト業界では仮想通貨を活用する動きがすでに複数の大手企業などで始まっています。
成人向けコンテンツを配信している大手アダルトサイト「Pornhub」は、
・バージ(XVG)
・トロン(TRX)
・ゼンキャッシュ(ZEN)
などの仮想通貨での支払いを受け入れており、アメリカのラスベガスにあるストリップクラブは、利用客がクレジットカードの請求書を婚約者などに見られる事によって起こる、夫婦間のトラブルを防ぐことなどを目的としてビットコイン決済を導入しています。
ビットコイン活用したストリップクラブの新サービスとは?
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