「1BTC or 1ドル」貰うならどっち?米大学生アンケート、圧倒的な結果に
ビットコイン(Bitcoin/BTC)はこの数年間で急速に認知度を高めており、今や世の中の大半の人々がその言葉を「知っている」と語ります。しかし「Capital Creators」というYouTubeチャンネルが行なった『1BTCと1ドル、いま受け取るならどっちを取るか?』に関するアンケート調査では、米国の大学生の80%が『1ドル』と回答することが明らかにされています。
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「1BTC」or「1ドル」どっちが欲しい?
YouTubeチャンネルである「Capital Creators」は、米国の学生に対して『1BTCか1ドル、今もらえるならどっちがいいか?』と質問するアンケート調査を行いました。
アンケートが行われた時のビットコイン価格は「1BTC=約5,400ドル」であり、日本円に換算するとおよそ「59万円」の価値がありました。1ドルの価値は当然「1ドル」であり、日本円に換算すると「約110円」です。
仮想通貨に精通している方であれば当然「1BTC」と即答するでしょう。しかし、このアンケートに回答した大学生の80%は「1ドル」を選びました。では、なぜ彼らはビットコインではなく「ドル」を選んだのでしょうか?
1ドル紙幣を選ぶ理由とは?
ドルを選んだ理由として最も一般的なものは「ドルは物理的に目の前に存在しており、自分自身がその価値を知っているから」というものでした。1ドル紙幣を受け取れば、その後すぐに自動販売機などで軽食を購入することができます。
ビットコインに関する知識を有している学生は「ビットコインはパスワードを忘れると失われてしまうことになるが、ドルなら失うことはない」と説明しているほか、「1ドルなら価値が変わらない」といった意見も出ています。
ドルを選んだ学生たちは、
・ビットコインはリスクが高い
・ビットコインの価値がいくらなのかわからない
・ドルなら今すぐ使うことができる
・ドルなら価格が変わらないので安心できる
といったことを理由としてあげています。
このような学生たちはビットコインに関する詳しい知識は有していないようで、「ビットコインは現金に換金することもできる」ということを知らない学生もいたようです。
ビットコインはまだ認識されていない
今回のアンケート結果は、ビットコインが実際に世の中で広く普及するためにはどのような問題を解決すべきであるかを示しています。ビットコインに関するニュースがテレビなどでも取り上げられるようになったことによって、仮想通貨業界では「ビットコインは"ある程度認識している"」と考えられていましたが、実際には未だに多くの人々が「ビットコインとは何なのか」をはっきりと認識していないようです。
「その場で受け取って数分後には自販機で使用できる」という点では1ドル紙幣の方が優れてはいるものの、「BTCを受け取れば同じ商品を8,000個購入することができる」ということを知れば、ほとんどの人が「1BTC」を選択するでしょう。実際に最初に「1ドル」を選んだ学生の多くは、ビットコインの価値や利便性などを説明された後には意見を変え、ビットコインを選んでいます。
今回のアンケートを行なっているインタビュアーは、実際にウォレットアプリをダウンロードした学生にビットコインをプレゼントしています。これは今までに仮想通貨を広く普及させてきた人々が行なってきた方法の一つでもあります。実際にビットコインを受け取れば「それが1ドルよりも価値があることや、簡単に送金できること、実際に利用できる場所が増えてきていること」などを自分自身で学ぶことができます。
ビットコインをより多くの人々に認識させていくためには、今後も「価格・交換方法・使用方法」などといった基本的なことをもっと多くの人々に伝えていく必要があります。それと同時に「BTCが使える店舗や施設などを増やし、利便性をさらに高めていくこと」が重要であると言えるでしょう。
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