仮想通貨取引所「Binance US」公開迫る|今後数週間以内の立ち上げを発表
仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)は2019年9月6日、同社が米国で新たにサービスを開始する仮想通貨取引所「Binance US」が"今後数週間以内"に立ち上げられることを発表しました。
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Binance US「ウェブサイト版」からサービス提供へ
BINANCE(バイナンス)が新たに立ち上げる仮想通貨取引所「Binance US」は、米国の規制に準拠した新しい仮想通貨取引所です。バイナンスはこれまでにも米国ユーザー向けにサービスを提供してましたが、米国の規制に基づいてサービスを提供し続けていくために新しい仮想通貨取引所が設立されることになっています。
今年8月の発表では「Binance USは、今後2ヶ月以内に立ち上げられる」と発表されていましたが、今回の発表では「今後数週間以内に」とされているため、サービス開始は予想されていたよりも早く開始される可能性があります。
取引開始時点では「ウェブサイトのみ」で取引が行えることになっており、モバイルアプリを通じた取引はその後に提供されると報告されています。しかし「Binance US」は米国の規制を重要視しているため、実際に利用するためには政府が発行するID(運転免許証やパスポート)と社会保障番号(Social Security number/SSN)を登録し、本人確認手続き(KYC)を完了させる必要があります。
ニューヨーク州の住民は「現時点では利用不可」
Binance USは、アメリカ・サンフランシスコを拠点とする「BAM Trading Services(BAM)」とのパートナーシップによって立ち上げられますが、米国全土でサービスを提供するというわけではありません。
BAMは、米国財務省の金融犯罪執行ネットワーク(FinCEN)にいくつかの州でマネーサービス事業(MSB)として登録されていますが、ニューヨーク州が発行する「BitLicense(ビットライセンス)」は取得していないため、ニューヨーク州の住民は「Binance US」を利用できないことになっています。
また「Binance US」の立ち上げに伴い、本家である「Binance.com」は2019年9月12日から米国ユーザーをブロックする予定となっています。Binance USでは仮想通貨30銘柄の取り扱いが検討されていますが、米国ユーザーブロックの時期が迫るにつれて、Binance.comで米国ユーザーによって保有されていたアルトコインが売却される可能性もあるため、今後数日間は注意が必要です。
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2019年9月7日|Binance Coin(BNB)の価格
バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)の価格は今年6月に4,000円台まで上昇して以降は下落傾向が続いており、2019年9月7日時点では「1BNB=2,374.58円」で取引されています。
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