ブロックチェーン×AIで「データセキュリティ向上」の可能性|技術活用が進む理由とは

by BITTIMES

インターネットの普及により企業にとってデータの重要性がますます高まってきています。様々なデータを収集・処理するにあたりAI(人工知能)の活用が期待されていますが、データの改ざんなど不正やハッキングが懸念されています。しかしブロックチェーン技術を活用すれば更なるセキュリティと信頼性の向上に繋がるとして期待されています。

こちらから読む:2023年、総収益は"100億ドル"に「ブロックチェーン」関連ニュース

来たるデータ社会「AIの重要性と今後課題」

現代社会においてデータは重要なリソースとなっており、企業にとっても第四次産業革命に向けた非常に価値のあるものと言えます。データとは個人情報や顧客の購入履歴・アクセス履歴などといったいわゆる「ビッグデータ」と呼ばれるものです。

企業はこのビッグデータを活用しさらなる成長を目指していますが、その量は膨大なものになります。そこで期待されているのがAI(人工知能)です。膨大な量のデータをAIに分析させれば企業は顧客のニーズをより的確に掴むことが可能になります。

しかし企業はこの膨大なデータを厳重に管理しなければなりません。Forbesによると『世界のデータの90%はこの2年間で作成された』と報告されていますが、取り扱うデータ量が増加するにつれて「顧客のプライバシー保護・セキュリティ・ガバナンス」と言った問題も取りざたされています。

またハッキングなどによる個人情報流出のニュースも多く顧客は自分の情報を企業に渡すのを警戒する傾向になりつつありますが、仮想通貨に使用されている「ブロックチェーン技術」をAIと併用すればこれらの問題を解決できると期待されています。

最小限のリスクで「ビッグデータを強力に保護」

ブロックチェーンの特徴と言えば「変更や改ざんができない・分散型」と言った点が挙げられますが、このような特徴は個人情報など機密なデータを管理するのに非常に適していると言えます。従来の中央集権型と言える一括管理ではハッキングにより情報が流出する可能性が高くなっているのが現状でした。

また分散型であるため、データを不正に改ざんした場合にもブロックの整合性が取れなくなり無効化することができます。さらにAIはデータを暗号化したままでも使用できるため、ブロックチェーンにデータを保存させAIに処理させればリスクを最小限にまで減らすことができます。

このようにブロックチェーンとAIを組み合わせればデータベースにより高い信頼性と安全性をもたらすことが可能となります。さらには顔認証システムの整合性の向上や投票・サプライチェーンなど様々な場面での検証にも大いに役立つと言えるでしょう。

ブロックチェーン大学校FLOCの画像 最速3ヵ月で技術を習得できる「ブロックチェーン大学校」はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

アバランチ財団が保有する「5種類のミームコイン」が判明|コミュニティコインを支援

アバランチ財団が保有する「5種類のミームコイン」が判明|コミュニティコインを支援

Coincheckが「人気のブロックチェーンゲーム」とコラボ|プレゼント企画を実施

Coincheckが「人気のブロックチェーンゲーム」とコラボ|プレゼント企画を実施

ブロックチェーンでオレンジジュースの品質保証 ー オランダ小売大手「Albert Heijn」

ブロックチェーンでオレンジジュースの品質保証 ー オランダ小売大手「Albert Heijn」

Mastercard×Polygon:音楽関連の支援プログラム「Mastercard Artist Accelerator」発表

Mastercard×Polygon:音楽関連の支援プログラム「Mastercard Artist Accelerator」発表

ブロックチェーンの中心で愛を叫ぶ!スウェーデン企業が同性結婚を支援

ブロックチェーンの中心で愛を叫ぶ!スウェーデン企業が同性結婚を支援

OpenSea:イーサリアムの大型アップグレード「The Merge」の対応方針を発表

OpenSea:イーサリアムの大型アップグレード「The Merge」の対応方針を発表

注目度の高い仮想通貨ニュース

仮想通貨でプリペイド決済「Slash Vプリカ SHOP」提供へ:Slash × ライフカード

仮想通貨でプリペイド決済「Slash Vプリカ SHOP」提供へ:Slash × ライフカード

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

より優れた仮想通貨投資とは:2024年のバナナガンとビットボット

より優れた仮想通貨投資とは:2024年のバナナガンとビットボット

分散型自律組織の自主規制団体「日本DAO協会」設立へ

分散型自律組織の自主規制団体「日本DAO協会」設立へ

米検察:BINANCE創業者CZ氏に「懲役3年」を求刑

米検察:BINANCE創業者CZ氏に「懲役3年」を求刑

MARSWAP「Shibarium初のDEXアグリゲーター」公開|マルチ&クロスチェーン対応も予定

MARSWAP「Shibarium初のDEXアグリゲーター」公開|マルチ&クロスチェーン対応も予定

カルダノ基盤のSNS「VYRA」リリース|トークン報酬機能も追加予定

カルダノ基盤のSNS「VYRA」リリース|トークン報酬機能も追加予定

STEPN:GMTにも交換できる「FSLポイント」をエアドロップ|対象者と注意点

STEPN:GMTにも交換できる「FSLポイント」をエアドロップ|対象者と注意点

仮想通貨企業の広告に「エミネム」登場|世界的セレブの起用に注目集まる

仮想通貨企業の広告に「エミネム」登場|世界的セレブの起用に注目集まる

BNB Chain「最大報酬100万ドルのミームコインイベント」開催へ

BNB Chain「最大報酬100万ドルのミームコインイベント」開催へ

コインブック:NIDT決済の買い物サイト「C.B.Shop」公開へ|オリジナルTシャツも販売

コインブック:NIDT決済の買い物サイト「C.B.Shop」公開へ|オリジナルTシャツも販売

シバイヌ(SHIB)「CDSA参加の重要性と影響」主任開発者Shytoshi Kusama氏が説明

シバイヌ(SHIB)「CDSA参加の重要性と影響」主任開発者Shytoshi Kusama氏が説明

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説NEW

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

Astar(ASTR)の「dApp Staking」でステーキングする方法|画像付きでわかりやすく解説

人気のタグから探す