ソラナ幹部、XRPより活動量で圧倒的優位と主張
2025年11月2日、ソラナ(SOL)財団のマネージャーであるVibhu(ヴィブ)氏は自身のX(旧Twitter)で、Ripple(リップル)社の幹部やXRPコミュニティに対し、検証可能なオンチェーンデータを基にした公開討論を提案しました。
ヴィブ氏はこの公開討論を「事実(ファクト)に基づく議論」と位置付け、双方が客観的なデータを持ち寄って議論する場にするよう呼びかけています。
同氏はソラナネットワークの1日あたりアクティブアカウント数が約250万件に上るのに対し、XRP Ledgerは約2万5,000件に留まると示し、両ブロックチェーンのネットワーク活動にはおよそ100倍の差があると強調しました。
こうした数値を踏まえ、ヴィブ氏はXRP側が「事実を直視していない」と批判しつつ、透明性のある比較と議論の必要性を訴えました。
Open offer to any XRP community member or Ripple executive: let’s do a livestream debate right here on X.
You bring facts, I bring facts. Facts are important.
Let the internet decide who wins.@dom_kwok?
— vibhu (@vibhu) November 1, 2025
XRPコミュニティのメンバー、またはRipple社の幹部の方へ:
もしよろしければ、このX上でライブ配信形式のディベートを行いませんか。
事実に基づいた議論をお互いに提示し、インターネット上でどちらが説得力があるかを見てもらいましょう。
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「ソラナvsXRP」ネットワーク比較が議論に
XRP Ledgerの利用実態にソラナ幹部が言及
ヴィブ氏はリップル社とXRPについて「業界全体を前進させるほど大きく成功してほしい」と期待を示しながらも「議論の場では、誰もが確認できる客観的なデータを活用すべきだ」と強調しています。
その根拠として同氏は、XRP Ledger(XRPL)の1日あたりアクティブアカウント数が約2万5,000件で停滞し、取引件数も約100万〜150万件に留まっている点を挙げました。
ソラナの取引件数が示す市場存在感
これに対してソラナでは、1日あたり平均250万件以上のアクティブアカウントと約1億件の取引が記録されており、XRPと比較して圧倒的に高い活動量を示しています。
ヴィブ氏はこの数値について「ボットによる水増し」との指摘があることを認めつつも、今回提示したデータはそうした不正取引を除外した実数であると説明しました。
また、XRP Ledgerとソラナはいずれも取引手数料が極めて低いため、もし両者の需要が同程度であれば、XRPも同等の取引活発度を示すはずだと指摘しています。
さらに同氏は、長年にわたる開発や普及活動にもかかわらず「XRPの成長は極めて凡庸な水準に留まっている」と厳しく評価しました。
こうした発言を受け、リップル社で開発者関係部門ディレクターを務めていたマット・ハミルトン氏が反応を示し、X上で「自分は望むところだ」とコメントしています。
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活動量で優位のソラナに残る懸念材料
ソラナはネットワーク活動の面でXRPを大きく上回る一方で、その利用動向には課題も指摘されています。
2024年に急成長を遂げた後、ソラナのデイリーアクティブユーザー数はその後60%減少したとのデータもあり、一時的なブームにとどまる可能性を懸念する声もあります。
こうした中、ソラナはネットワークの実利用拡大に向けた動きを強化しており、最近では大手送金企業Western Union(ウエスタンユニオン)社と5,000万ドル(約77億円)規模の提携を結ぶとの報道が注目を集めています。
この提携は半年間の限定契約とされ、ソラナ上でステーブルコインを活用した国際送金の実証実験を行うことが目的とみられています。
コミュニティ内では、現実世界での利用促進につながる戦略的な一手と期待する声がある一方で、巨額の資金を投じた宣伝にすぎないとの見方もあり、ソラナネットワークの将来性を占う上で議論が続いています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.95 円)
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Source:ヴィブ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像




























