SBIデジタルマーケット、チェーンリンク提携でクロスチェーン資産運用を拡大

SBIデジタルマーケット、チェーンリンク提携でクロスチェーン資産運用を拡大(SBI Digital Markets expands cross-chain asset management through Chainlink partnership)
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SBIデジタルマーケット、TradFiとDeFiの架け橋に

機関向けデジタル資産ソリューションを展開するSBIデジタルマーケット(SBIDM)は2025年11月5日、オラクルサービスのチェーンリンク(LINK)との戦略的パートナーシップの締結を発表しました。

2025年8月にSBIグループとチェーンリンクが戦略的な業務提携を開始しており、今回の発表はその一環とされます。

SBIDMは今回の提携を通じ、自社プラットフォームにチェーンリンクのクロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP)を導入し、従来型金融(TradFi)と分散型金融(DeFi)の架け橋を目指すと説明しています。

デジタル資産取引の流動性と安全性向上を実現

SBIDMはCCIPを活用することで、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーン間でトークン化資産を送信できるようにし、流動性の向上を図る方針です。

さらに、CCIPのプライベートトランザクションを活用することで、クロスチェーン取引における金額や取引相手の情報、決済指示などの個人データへの第三者のアクセスを防ぐとしています。

また、チェーンリンクのコンプライアンス機能を評価するなど、提携先の技術を積極的に活用する見通しです。

SBIDM、デジタル資産ハブ化で流動性拡大へ

SBIDMは、自社プラットフォームをトークン化資産の発行や流通を中心としたものから、総合的なデジタル資産ハブへ発展させる方針を掲げています。

その具体例として、コンプライアンスを遵守しつつ、二次市場でトークン化資産の取引や決済を行う機能を提供する構想を示しました。

SBIDMの最高執行責任者であるCK Ong氏は「資本市場の未来における自社のビジョンは、相互接続されたグローバルプラットフォーム上にある」として、今回の取り組みを通じ、トークン化資産のフレームワークを機関投資家レベルで構築すると述べています。

同社はパブリックブロックチェーンや既存の金融システムを単一のプラットフォームに接続し、トークン化資産市場を大規模かつ安全に運営することを目指しています。

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Source:SBIデジタルマーケット公式発表
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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2018年から仮想通貨関連の記事を執筆。ライター活動にとどまらず、独自でブログ運営も行っている。仮想通貨のトレンド記事をわかりやすく解説し、投資初心者に寄り添うことが信条。好きな仮想通貨はXRP。

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