「金・銀・BTCは資産防衛手段」キヨサキ氏が見解示す
米国の投資家でベストセラー作家ロバート・キヨサキ氏は2025年11月9日、ビットコイン(BTC)価格が2026年までに25万ドル(約3,850万円)に達するとの見解を示しました。
同氏は自身のX(旧Twitter)への投稿で、金は2万7,000ドル(約416万円)、銀は100ドル(約1万5,000円)との価格目標を示すとともに、近く市場の「クラッシュ(暴落)」が起こる可能性が高いと警告しています。
また市場の不安を背景に、米当局による紙幣の乱発を「フェイクマネー(偽の金)」と批判し、金融危機に備えて金・銀・仮想通貨の保有を呼びかけました。
さらに同氏は「恐怖の時こそ真の富が生まれる」と強調し、市場が不安定な局面でも強気の資産購入姿勢を維持しています。
CRASH COMING: Why I am buying not selling.
My target price for Gold is $27k. I got this price from friend Jim Rickards….and I own two goldmines.
I began buying gold in 1971….the year Nixon took gold from the US Dollar.
Nixon violated Greshams Law, which states “When fake…
— Robert Kiyosaki (@theRealKiyosaki) November 9, 2025
(前略)私のビットコインの目標価格は2026年までに25万ドルです。
(中略)現在、アメリカは史上最大の債務国です。そのため、私は常に「貯蓄者は損をする」と警告してきました。
だからこそ、暴落しても私は金、銀、ビットコイン、イーサリアムを買い続けています。
「イーサリアムは大きな富への扉」
ロバート・キヨサキ氏が語る資産防衛戦略
金・ビットコインに資産を集中する理由
キヨサキ氏は投稿で市場崩落への懸念に触れつつ、資産を売却せず買い増す理由を述べました。
金価格の目標2万7,000ドルは経済学者ジム・リカーズ氏の試算に基づくとし、1971年(ニクソン米大統領が金とドルの交換を停止した年)から現在まで金を買い続けているとも明かしています。
ニクソン・ショック以降、キヨサキ氏は法定通貨への不信感を強め、市場暴落時にも金・銀・ビットコイン・イーサリアム(ETH)を買い増してきたと強調しています。
富を築くための逆張り戦略と市場観
またキヨサキ氏は、米財務省とFRB(連邦準備制度理事会)が巨額の債務返済のため「偽のドル」を刷り続けていると非難し、米国が史上最大の債務国である現状を踏まえて「貯蓄者は敗者になる」との持論も展開しました。
市場暴落について同氏は「パニックではなく、割安に資産を買える好機と捉えるべきだ」と述べ、恐怖心理が広がる局面でも積極的に資産を買い増していると説明しています。
また同氏は「真の富は恐怖の時代に生まれる」との信念の下、不況下でも現物資産の保有を続けていると強調しました。
さらに、米Fundstrat社のトム・リー氏も「2025年末までにビットコインは15万〜20万ドルに達し得る」と予想しており、著名投資家の間でもビットコインの将来価格に対して楽観的な見方が広がっています。
「BTC・金・銀」だけがリアルマネー
政府閉鎖解除で仮想通貨市場上昇
2025年11月10日には米上院が40日間にわたる政府機関閉鎖(シャットダウン)を終わらせる予算案で合意し、この報道を受けてビットコイン価格は10万6,000ドル(約1,640万円)超に急騰しました。
イーサリアムも3,600ドル(約56万円)超まで上昇し、仮想通貨市場は全面高の動きを見せています。
政府財政を巡る不透明感の後退は仮想通貨市場に大きな追い風となり得ることが示されており、今回も実際に投資家心理を押し上げています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.15 円)
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Source:ロバート・キヨサキ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像



























