COMSAがICO歴代7位に「それでも抱える問題点」
日本で誕生したトークン「 COMSA(コムサ)」の ICO 調達額が、プレセールと一般トークンセール合わせて 8418万ドル(約 94億円)を超えました。
調達額 94億円は、全世界で第 7位にランクインする規模で、COMSA の可能性と日本市場の将来性を感じます。
また、COMSA は 11月6日までトークンセールが続きますので、ベスト5 入りする可能性もあります。
COMSAが資金を多く集める理由
COMSA が資金を多く集める理由は「世界最高峰の ICOプラットフォーム」を作ろうとしている部分でしょう。
日本で行われる多くの ICO が、COMSA を通して行われれば、当然価格は上昇します。
テックビューロ社はそのために「 ICO協議会」を設けています。
ICO協議会では、インターネット関連企業・銀行・証券会社・弁護士と意見を交換しつつ、法的・会計整備・研究を行なっています。
やはり「プラットフォーム」としての機能を考慮して、現段階で保有しておけば「価値が上がる」と判断した投資家が集まっているのだと考えられます。
COMSA が「 ICO で生まれる多くのトークン」と交換可能ということは「円」のような役割を果たすようになります。
そうなれば価値の循環が起こせるので、保有者にとっても、ICOを行う企業側にとっても多くのメリットが得られます。
COMSAの問題点
「 ICOのプラットフォーム」とこれだけ見れば、ほぼ間違いなく価値が上がるトークンだと考えられますが、 COMSA にも問題点はあります。
それが「発行枚数」と「機能性」です。
これは以前から言われていることですが、COMSA は、ICOが終了したと同時に「倍」の量が発行されます。
一瞬で倍の量が発行されるということは、その瞬間に価値が「半分」になります。(価値が半分になったとしても、価格が半額になるわけではない。)
しかし、多くのコインの流通が決まっているので、それに引きずれられて価格が下落(乱高下)する可能性があります
また、これは意外と気が付いていない方が多いのですが、イーサリアムなど、ブロックチェーンそのものに機能性があり、価値あるブロックチェーンとは異なり、COMSA自体には何の機能性も「ありません」
あくまで、支えるシステムとプラットフォームの組み合わせで、トークンが評価されているだけです。
COMSAは長期投資向け
COMSA は、ICOが行われる度に成長していくトークンになるので、成功するかどうかは「日本仮想通貨市場がどれだけ ICO で盛り上がるか?」にかかっている。と考えてもいいかもしれませんね。
海外の ICO 案件が、率先して日本市場で ICOを行うとは考えにくいので、あくまで COMSA は日本市場に特化したトークン・プロジェクトになっていくでしょう。
そういう意味でも COMSA は「長期ホールド」が良いと判断できるトークンだと思われます。
どちらにせよ「世界で 7位にランクインする。」というのは素晴らしいことなので、今後日本の仮想通貨市場が盛り上がっていくきっかけになることを期待します。
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