
「ビットコインとリブラは競合しない」共同制作者がLibraのビジョンについて言及
Facebook(フェイスブック)の独自通貨「Libra(リブラ)」の詳細が明らかになったことによって、仮想通貨業界ではこの新しい通貨がビットコイン(Bitcoin/BTC)などの暗号資産にどのような影響を与えるか?についての意見が多く交わされています。しかしフェイスブックのブロックチェーン研究チームを率いているDavid Marcus(デビッド・マーカス)氏は、先日のツイートの中で自分自身が「これら2つの通貨は目的が異なるものである」と考えていることや、自らが"ビットコインの大ファンである"ということを語っています。
こちらから読む:国内外で今最も話題の仮想通貨「Libra」関連ニュース
BTCは投資資産、Libraは交換媒体
Facebook(フェイスブック)のブロックチェーン研究チームで責任者を務めている人物であり、Libraの共同制作者でもあるDavid Marcus(デビッド・マーカス)氏は、2019年6月20日に投稿したツイートで、自分自身が「Libraとビットコインは同じカテゴリーには属さない」と考えていることを語り「私はビットコインの大ファンだ」と強調しました。
Many want to pit Libra vs. Bitcoin. In my mind these two are not in the same category. BTC is a decorrelated (investment) asset. Libra is designed to be a stable medium-of-exchange. I have been, and remain a fan of BTC, but for very different purposes.
— David Marcus (@davidmarcus) 2019年6月19日
多くの人が「Libra VS Bitcoin」で競わせようとしていますが、私の考えでは、これら2つは同じカテゴリーではありません。BTCは相関性のない(投資)資産ですが、Libraは安定した交換媒体として設計されています。
私は今までも、そしてこれからもBTCのファンであり続けますが、それらの目的は全く異なります。
世界的なオンライン決済企業「PayPal(ペイパル)」で社長を務めていた経歴も持つマーカス氏は「Libraは優れた決済システムであり、ビットコインは長期的な投資手段である」と説明しています。
Libraはより価格が安定したステーブルコインであり、ビットコインは価格が長期的に上昇し続けている資産であるため、現時点ではマーカス氏が説明しているような分類が適切であると考えられます。
実際にビットコイン取引の大部分は仮想通貨取引所で行われており、日常的な支払いに使用されているのは全体の数%でしかないということも以前から報告されているため、ビットコインの技術開発が進むまではLibraの方が支払い手段として適していると言えるでしょう。
いずれにせよ、Libraの開発に関わっているマーカス氏自身が「ビットコインのファンであり、競合するとも考えていない」ということを語っているため、Libraが直接的にビットコインの立場を奪う可能性は極めて低いと考えられます。多くの専門家たちが語っているように、これら2つの仮想通貨は共に成長していくことになると予想されます。
Libraに関するその他の記事はこちら
ビットコイン(BTC)などの購入は豊富な仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所Coincheckからどうぞ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
関連のある仮想通貨ニュース

OasysのL2チェーンTCG Verse:ブロックチェーンカードゲーム「Schemes of ink」で採択

カナダ規制当局「北米初のビットコインETF」を承認

ブロックチェーン企業向け銀行口座「LBXPay」を発表 ー London Block Exchange

トロン(TRON/TRX)DApps開発促進に向けた「支援プログラム」を開始

Twitterでビットコインを少額送金「Bottlepay」がサービス提供開始

暗号資産市場全体の合計時価総額「100兆円」を突破|過去最高値を更新
注目度の高い仮想通貨ニュース
仮想通貨ニュース | 新着記事一覧
仮想通貨まとめ一覧

ガラ(Gala/GALA)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

Nippon Idol Token(NIDT)とは?基本情報・特徴・取扱う暗号資産取引所など

米ドル連動ステーブルコインのリアルタイム価格・チャート一覧

エイプコイン(ApeCoin/APE)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説

FiNANCiEのフィナンシェトークン(FNCT)とは?基本情報・特徴・購入方法などを解説
