コインチェック、パレットトークン(PLT)取扱い廃止へ|廃止スケジュールと注意点

by BITTIMES

PLT保有者は期日までに必要な対応を

コインチェックは2024年12月18日に、同社が取り扱っているパレットトークン(PLT)の取扱いを2025年1月20日をもって終了することを発表し、上場廃止のスケジュールや注意点などについて説明を行いました。

パレットトークン(PLT)は国内複数の暗号資産取引所に上場していますが、今年10月には「Palette ChainをAptos Networkに移行すること」や「パレットチェーン上で展開されているPLT・ELF・各種NFT・各種ゲームなどをAptosに移行すること」が発表されています。

今回の上場廃止はそのような現在を考慮した上で決定されたもので「PLTにおけるプロジェクトの継続性等を総合的に検討した結果、お客様に安定したサービスを提供し続けることが困難と判断し、2025年1月20日(予定)をもってCoincheckにおけるPLTの取扱いを廃止することといたしました」と説明されています。

コインチェックのPLT関連サービスは2024年12月19日から段階的に停止される予定で、PLT保有者には「期限内に売却するか、外部に送金すること」が推奨されているため、コインチェックでPLTを保有している場合は早めに対応を行っておくことが重要です。

パレットトークン(PLT)取扱い廃止のスケジュールや注意点などの要点は以下の通りです。

取扱い廃止予定日

2025年1月20日に予定(廃止日が変更される場合はCoincheckの公式Xアカウント(@CoincheckStatus)でお知らせ)

取扱い廃止のスケジュール(予定)

2024年12月19日 14:00Coincheck NFTにおける利用停止
2024年12月23日 14:00外部からの受取停止
2024年12月25日 14:00貸暗号資産サービスにおける新規貸付申請停止
2024年12月27日 14:00貸暗号資産サービスにおける貸付停止
2025年1月9日14:00取引所における取扱い停止
2025年1月20日14:00外部への送金停止

PLTを取扱う他の暗号資産交換業者

コインチェック口座でPLTを保有している場合

コインチェックでPLTを保有している場合は、取引所における取扱い停止日時(2025年1月9日14:00)までにCoincheckの取引所で売却するか、外部への送金停止日時(2025年1月20日14:00)までに外部へ送金する必要がある。

コインチェックから外部にPLTを送金する場合は、必ず「イーサリアムネットワークに対応するアドレス」に送金する必要がある。パレットチェーンのアドレスに誤送金した場合、コインチェックでは返金対応ができない。

トラベルルールの関係上、コインチェックから送金できるのは「日本と通知対象国の暗号資産交換業者が提供するサービスのうち"TRUST"を導入しているサービス」および「通知対象国以外の暗号資産交換業者やプライベートウォレット(例:Metamaskなど)」となっている。

貸暗号資産/Coincheck NFTでPLTを利用中の場合

コインチェックの「貸暗号資産」や「Coincheck NFT」でPLTを利用しているユーザーには、以下の日時で順次詳細がメールで送付されるため、メールの内容を確認する必要がある。メールが届かない場合はコインチェックへの取り合わせが必要。

Coincheck NFTにてPLT建てでNFTを出品・オファーしている方
送信日時:2024年12月19日 15:00以降

Coincheck貸暗号資産サービスにてPLTを貸付中・貸付申請中の方
送信日時:2024年12月25日 15:00以降

取扱い終了後もPLTを保有している場合

2025年1月20日14:00以降にCoincheckのアカウントでPLTを保有している場合は、コインチェックが適当と判断する時期・方法でPLTを売却し、日本円に換金したうえで対象者のCoincheckアカウントに日本円残高を反映する。

PLTの売却が困難であると判断された場合は、コインチェックがPLTを管理したうえで、取扱廃止日である2025年1月20日から起算して5年間、ユーザーの返還請求等に応じてPLTを指定されたアドレスへ送付する。

5年を経過した日(2030年1月21日)以降は、ユーザーから返還請求が行われた場合でも、PLTが返還されない場合がある。

その他の注意事項

  • Coincheck NFTにおける利用停止では、PLT建てでの新規出品・オファーが停止となる。また、2025年1月6日以降は既存の出品・オファーがキャンセルされる。
  • 外部からコインチェックにPLTを入金する場合は必ず「ePLT(イーサリアム上のPLT)」を入金する必要がある。誤って「pPLT(パレットチェーン上のPLT)」を入金した場合、入金したpPLTは失われる。
  • 受取停止日以降にCoincheckにPLTを送付した場合、アカウントへの反映は行われない。
  • Coincheck貸暗号資産サービスにおける貸付停止日以降に貸暗号資産アカウント内でPLTを保有している場合は、コインチェックが取引アカウントへの振替を行う。
  • 売買停止日時以降に未約定の注文があった場合には、コインチェックが注文をキャンセルする。
  • Coincheckの取引所では、不当な価格での約定や誤発注を防止し、ユーザーがより安心して取引できる場を提供することを目的として、プライスリミット(注文可能幅)を導入している。
  • 上記予定は予告なく変更となる場合がある。
  • 掲載されている情報は、発表日現在の情報のため、最新の情報とは異なる場合がある。

>>日本国内の最新ニュースはこちら

Souce:コインチェック公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成

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