
中国にフィンテックブーム到来!日本はもう手遅れか?
中国国内のフィンテック関連技術を活用したサービスを提供する企業への投資金額は 2015年7月から2016年6月の 1年間で約 9000億円を超え、倍々に投資額が増加しています。
また、H2 Ventures社とKPMG Fintech社が「 2016年フィンテック 100〜世界をリードするフィンテックイノベーター〜」というレポートを製作、世界でフィンテックサービスのリーダーとなる企業のランキングを公表しました。https://h2.vc/reports/fintechinnovators/2016
このランキングのトップ 5社うち、なんと 4社は中国企業が占めており、1位と2位は中国が独占。トップ 10社のうち半数は中国企業かランクインしています。
ランキング 1位の「 Ant Financical 」に至っては時価総額が6000億円とも評価されています。
ちなみにこのランキングの100社の中に日本の企業は 1社も入っていません。
今回のレポートで金融業界の中心となっていくフィンテック技術において現状日本は、中国に大差をつけられていることが明白になりました。
今回は、中国のフィンテック業界で今が起こっているのかを調べてまとめていますのでぜひ参考にしてください。
キャッシュカードを使っている人がいない
先ほどのランキングからも分かる通り、すでに中国は世界のフィンテック産業の世界のリーダーとなっています。
中国のフィンテック関連事業に関わる人や専門家などフィンテックを生業としている人の中で、クレジットカードや銀行間振込みを使用している人を見つける方が困難だと言われています。
現状、数億人単位の中国人が銀行システムからビットコインなどのブロックチェーン型の決済システムに移行しているとも言われ、目まぐるしく中国の金融業界を取り巻く環境は激変しています。
Money BazaarのCEO Mofei Chen氏は、
最後に財布を使った時を覚えていない。すでに多くの外国人は中国が新しい決済機能やモバイル金融サービスにおいてどれだけ進歩したかを知っている。
と語っています。
スターバックスでビットコイン決済は当たり前
中国でのモバイル決済の 58%のシェアを誇る「 Ailpay 」では、1年間の決済額が 100兆円を超えています。
すでに中国の一部のスターバックスではモバイル決済サービスを導入していて、一般の中国人でも当たり前にモバイルでの支払いを始めていることからも、その規模の大きさが分かると思います。
今後、現金を使わない中国人が増えていくことも容易に予想できると思います。
こういった中国のモバイル決済額の増加から、香港にあるクレジット・チャイナ・フィンテックホールディング社など中国国内大手 8社は「アジア・フィウンテック合併及び買収ファンド基金」を設立し、1500億円の投資ファンドを創出しました。
投資は、ビッグデータ関連、人工知能、モバイル決済、ブロックチェーン技術などを中心に行われ、今後も中国のフィンテック市場はますます活発化していくでしょう。
今後、ビットコインだけでなくイーサルアムなどの仮想通貨の決済が当たり前になり市場が拡大し、中国国内のフィンテック企業かますます発展を見せれば、2017年も中国がフィンテック市場においてリーダーとして世界を引っ張っていくことになるでしょう。
その時日本はフィンテック産業において後進国になる可能性が高いでしょう。

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