ビットコインの未来を決定する最重要人物が集まる「サトシ・ラウンドテーブル」

by BITTIMES   

「 Satoshi Roundtable(サトシ ・ラウンドテーブル)」という会のことをご存知でしょうか?
サトシ・ラウンドテーブルは、2015年から過去 2回開催されており 3回目の今年は 1月23日から26日の 3日間の日程で開催されます。
参加者の人数は 100人。過去の参加者は Coinbase の最高経営責任者のブライアン氏や Blockchain.info の創始者ニック氏、中国最大手のビットコイン取引所 BTCC のリー氏、また Ethereum の創始者であるビタリク氏など、
まさに「ビットコイン最重要人物の総会」とも言える会でしょう。

サトシ・ラウンドテーブルで何が話されたのか?

ビットコイン市場において影響力が大きい人物たちが集まるわけですから、サトシ・ラウンドテーブルは「ビットコインの未来の半分を決める」と言い切っても良いほど非常に重要な会です。
昨年は「取引回数の限界」「非中央型モデルの問題」についての話し合いがメインになっています。
この 2つの問題は、昨年に解決するまでに及ばず問題は 2017年の今も残されたままになっています。(むしろ、今は解決すべき時期ではないのかもしれません。)
なので、今年もこの 2つの議題が中心となって話し合いが行われるでしょう。

取引回数の限界(ブロックサイズ問題)

現在、ビットコインの「一定時間の取引回数」は限界に到達しようとしています。
ビットコインの全ての取引は「取引データ」として「情報」として蓄積されています。
「誰が、誰に、何ビットコイン送金した」などの情報がデータとして残されるわけです。
世界中のビットコイン取引データを 10分おきにひとまとまりにしたものが「ブロック」と呼ばれるものであり、取引データが情報である以上「情報量」の設定が必要になります。
要はiPhoneなどでも 32GBモデル、64GBモデルなどの記録できる限界のデータ量があるように、1つのブロックにもデータ量の限界があるわけです。

ビットコインを送金したのに…

ちなみに、現在のビットコインの 1つのブロックの情報量は「 1MB 」しかありません。
これは 1秒間にたったの7件、1日で 60万4800 件しか取引を処理できません。
世界中の取引で 60万件ですから、非常に少ない量の取引データしか処理できないことがわかります。
もし、ビットコイン取引が増加した時に今のブロックサイズのままでは「ビットコインが送金できない。受け取れない。何時間も遅れる。」などの問題が発生してきます。
この問題を解決するには話が単純で「ブロックサイズを大きくすれば良い」だけです。
ちなみにビットコインは当初「 32MB 」で運営していたようですから、問題なくブロックサイズを大きくすることが可能です。(下げたのは、スパム対策などの為)
しかし、解決は単純のはずなのにもかかわらず、昨年のサトシ・ラウンドテーブルではこの「ブロックサイズ問題」を解決できませんでした。

ブロックサイズ拡大の賛成派と反対派

昨年のサトシ・ラウンドテーブルでもブロックサイズを向上させることに賛成派と反対派が存在しました。
賛成派はすぐにでも2MBや 8MB 引き上げて、その後一定の割合でブロックサイズを大きくしたいという提案をしました。
しかし反対派は、主に中国のマイナー企業が国内の通信量制限を理由にこれに反対しました。
当時でも世界中のマイニングパワーの 50%を持っていた中国だけあり、この話は解決しないまま昨年のサトシ・ラウンドテーブルは終了しました。
現状、このブロックサイズ問題には「 Segwit(セグウィット)」と呼ばれるブロックサイズを抑える機能を実装することで、とりあえずの対策としています。
今年のサトシ・ラウンドテーブルでもこのブロックサイズ問題は大きな議題になるはずです。

非中央型モデルの問題(分散型ガバナンス)

これはビットコインならではといいますか、全ての「非中央型モデルのブロックチェーン」に起こりうる問題なのですが、要は、
「誰がリーダーなの?」という問題です。
ブロックチェーンの利点は「中央の管轄」がなく「全員で管理する」ところにあります。
「中央型」は、中央(組織のトップ)に「権力」を生み、権力が生まれると「一部の人間が圧倒的な利益を受け取る」という仕組みです。
そして、ブロックチェーン技術は「一部の人間に権力を集中させない技術」でもあります。
皆で管理することで、皆が守られる。という非中央型モデルがブロックチェーンが革命と呼ばれる部分なのです。
ただ少なからず、サトシ・ラウンドテーブルに集まる人々は「ビットコイン市場では力を持った人たちです。」

フェアなビットコイン

もしも、ラウンドテーブルの参加者全員が、それぞれ自分だけの「利益」を考えた瞬間から、全員で管轄するという「フェアなビットコイン」は永遠に失われてしまいます。
ここに集まっている人物たちはそれくらいの「力」を持っているのです。
だからこそ彼らは気を使いますし、より良い答えを出そうと話し合いをしているのです。
彼らはビットコイン市場に偏りを生み出さないため完全な答えではないものの「分散型ガバナンス」をうまく取り入れたいと考えています。
分散型ガバナンスは、複数の小さなチームの中で、それぞれ個人が対等なリーダーとして話し合い、意思決定が各チームで行われ、全体の方向性が決まっていくという仕組みです。
中本氏がビットコインの思想として掲げた理想の世界にはまだ遠いかと思いますが、現状より良い選択であることは間違い無いでしょう。

ビットコインの未来は誰が決めるのか?

ビットコインは絶対的な権力者が存在しません。
世界中の人が権力者であり、管理人であり、利用者とも言えます。それはこのラウンドテーブル参加者もあなたも同じです。
サトシ・ラウンドテーブルでビットコインの未来の半分が決まるとするなら、今ビットコインを持っている「私たち」がビットコインの未来のもう半分を握っているのです。

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