ビットフライヤー「自己対当取引防止機能」を導入|相場操縦行為を未然に防ぐ

by BITTIMES

自己対当取引防止機能の提供を開始

暗号資産取引所ビットフライヤーは2024年3月15日に、同社サービスである「かんたん取引所」と「bitFlyer Lightning」において自己対当取引防止機能(Self-Trade Prevention/STP)の提供を開始したことを発表しました。

自己対当取引とは

自己対当取引とは、同一の投資家が同一銘柄の売り注文と買い注文を出して約定させる取引のことです。意図的に市場の取引が活発であるかのように装い、他の投資家を誤認させる相場操縦取引として金融商品取引法で禁止されています。

ビットフライヤーは、自己対当取引防止機能を導入することによって、市場が活発であるかのように装い他人を誤認させる不公正な取引を未然に防ぐことができるため、より安心して取引できるようになると説明しています。

自己対当取引防止機能の特徴

ビットフライヤーが導入した自己対当取引防止機能は、ユーザーが「かんたん取引所」や「bitFlyer Lightning」で買い注文・売り注文を行う際に、その注文と反対方向の注文がすでに行われ、なおかつ当該注文が約定していない場合に、同社システムが自動で自己対当取引に該当するかどうかを判定する仕組みとなっています。

システムによって「自己対当取引に該当する」と判断された場合には、注文画面に警告が表示され、その注文は発注できなくなります。

自己対当取引に該当すると判断された場合には注文画面に警告が表示される(画像:bitFlyer)自己対当取引に該当すると判断された場合には注文画面に警告が表示される(画像:bitFlyer)

なお、防止機能は世界の主要な証券取引所でも導入され、一部では有料で提供されていますが、ビットフライヤーはこの機能を無料で提供します。

自己対当取引防止機能がもたらす効果

  1. 安心安全な取引機会
    導入後はすべての注文に自動で対応するため、意図しない対当取引を未然に防ぐことができ、ユーザーが安心して取引を行うことができる
  2. 取引機会の逸失を回避
    ユーザーの注文は必ず自己以外の注文と対当するため、意図しない対当取引による取引機会の逸失や、不要な手数料の支払いを防ぐことができる
  3. 法人顧客の利便性を向上
    機関投資家を中心とした法人のユーザーは、複数のアカウントで複数のトレーダーによる取引を行うケースがあり、同一の法人による自己対当取引も未然に防ぐことができる

>>日本国内の仮想通貨ニュースはこちら

ビットフライヤー発表

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

合同会社型DAOの実現に向けた重要な一歩|金融庁が内閣府令改正案を公表

合同会社型DAOの実現に向けた重要な一歩|金融庁が内閣府令改正案を公表

ADA・XLMの投資商品(ETP)「スイス証券取引所」に上場へ:21Shares

ADA・XLMの投資商品(ETP)「スイス証券取引所」に上場へ:21Shares

岸田首相:所信表明演説で「メタバース・NFT・Web3.0」について言及

岸田首相:所信表明演説で「メタバース・NFT・Web3.0」について言及

ロシア地方裁判所:BINANCEウェブサイトの「ブロック解除」を決定

ロシア地方裁判所:BINANCEウェブサイトの「ブロック解除」を決定

GMOコイン「シンボル(Symbol/XYM)」取扱いへ|取引所・貸暗号資産サービスでサポート

GMOコイン「シンボル(Symbol/XYM)」取扱いへ|取引所・貸暗号資産サービスでサポート

世界4大会計事務所が「最も重要な暗号資産」を選出|企業は技術革新にどう対応していくべきか?

世界4大会計事務所が「最も重要な暗号資産」を選出|企業は技術革新にどう対応していくべきか?

注目度の高い仮想通貨ニュース

ビットポイント:ワンチャンつかめ「柴犬コイン(SHIB)購入キャンペーン」開始

ビットポイント:ワンチャンつかめ「柴犬コイン(SHIB)購入キャンペーン」開始

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

Tether:脳内コンピューター関連企業「Blackrock Neurotech」に2億ドル投資

Tether:脳内コンピューター関連企業「Blackrock Neurotech」に2億ドル投資

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

メタプラネット「10億円分のビットコイン」を購入|追加購入予定の報告も

米SEC、仮想通貨投資アプリ「ロビンフッド」に証券法違反の警告

米SEC、仮想通貨投資アプリ「ロビンフッド」に証券法違反の警告

ビットコイン「2030年までに380万ドル」キャシー・ウッド氏が価格予想を引き上げ

ビットコイン「2030年までに380万ドル」キャシー・ウッド氏が価格予想を引き上げ

Pepeの高騰でミームコインの復活が期待、マルチチェーンのDOGEVERSEはプレセール最終段階へ

Pepeの高騰でミームコインの復活が期待、マルチチェーンのDOGEVERSEはプレセール最終段階へ

CoinCodex「2024年5月のSHIB価格高騰」を予測

CoinCodex「2024年5月のSHIB価格高騰」を予測

ビットコインが維持すべき「重要なサポートライン」著名アナリストの価格予想

ビットコインが維持すべき「重要なサポートライン」著名アナリストの価格予想

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

GMOコイン:レバレッジ取引で「6銘柄」サポート|手数料無料キャンペーンも開催

自民党web3PT「2024年版のweb3ホワイトペーパー」公開|税制改正など様々な要望を記載

自民党web3PT「2024年版のweb3ホワイトペーパー」公開|税制改正など様々な要望を記載

BNB Chainがハッカソン上位入選のDappsをインキュベート

BNB Chainがハッカソン上位入選のDappsをインキュベート

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

人気のタグから探す