ロシア政府、国営決済システム用いた仮想通貨交換のテスト|証券取引所でも売買可能に?
ロシア政府はロシアルーブル(RUB)と仮想通貨の交換で国営決済カードシステムを使用するテストを2024年9月1日に開始する予定だと伝えられています。
今回のニュースはブルームバーグが"事情に詳しい匿名の関係者2人からの話"として報じたもので、制裁の影響で打撃を受けている国内企業の決済問題を緩和するために、仮想通貨取引所と国際取引でのトークン利用をテストする準備を進めていると報告されています。
このテストは2024年9月1日に開始される予定で、決済と取引プラットフォームのテストを行う際には、ルーブルと仮想通貨の交換で国家決済カードシステムが使用される予定だと伝えられています。
国家決済カードシステムは、ロシアの中央銀行が2014年に立ち上げたもので、現在はロシア国内のカードブランドMIR(ミール)とロシアの銀行間即時決済システムを運用していると説明されています。
この決済ネットワークは銀行間決済や清算などの機能のためのインフラをすでに備えており、中央銀行によって完全に規制されているため、仮想通貨取引所のテストにも同ネットワークが選ばれたとのことです。
今回の報道では、テストが成功すれば、来年にはモスクワ証券取引所(MOEX)とサンクトペテルブルク通貨取引所(SPCE)における仮想通貨取引所の設置が許可される可能性があるとも報じられており、「既存の仮想通貨であれば何でも実験に使用できる」とも伝えられています。
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Souce:Bloomberg報道
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用
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