「$POEのIDO中止・テスト運営の終了」を発表
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連のイーサリアムL2「Shibarium」を基盤としたパーペチュアル取引特化型の分散型取引所(DEX)である「Positions Exchange」は2025年8月3日に、Positions Exchangeのネイティブトークン「$POE」のIDOを中止することを発表しました。
Positions Exchangeは、SHIB公式パートナーの1つとされていた“Shibarium初のパーペチュアル取引特化型DEX”であり、ShibariumのテストネットであるPuppyNet上でテスト運用も実施していましたが、今回の発表では「IDOの中止」に合わせて「テストネット上での運営終了」も発表されています。
同取引所は2025年7月31日に$POEのIDOを開始し、最初にイーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)でIDOの参加を受け付けていましたが、その後はSHIB・BONEでの受付も開始して、Shibariumを介した参加も可能にしていました。
最初にSHIB・BONEを受け付けなかった理由については「SHIBエコシステムトークンに売り圧力を引き起こさないため」との補足説明がなされていましたが、コミュニティからは「最初からShibariumでも参加を受け付けて、集めたトークンを流動性プールなどに活用すべきだった」と指摘する意見なども出ています。
なお、Positions Exchangeは今回のIDO中止について「期待されていた結果を得ることができなかったため、IDOを中止することを決定した」とコメントしており、運営終了については「プロダクト自体は堅実な基盤と明確なビジョンを持っていたが、現時点の市場環境では想定通りの成長が難しいと判断した」と説明しています。
IDO参加者には返金手続きを実施予定
今回の発表では、$POEのIDOに参加したすべてのユーザーに対して”全額返金”の対応を実施する方針も発表されています。
返金対応や返金手続きの詳細は明らかにされていないものの、それらの詳細について「追って報告する」と説明されているため、近日中には返金に関するアナウンスがなされると予想されます。
また、公式発表では「これは終わりではなく、一旦立ち止まって見つめ直し、より強くなって戻ってくるための一時停止である」とも説明されているため、将来的にはサービス展開に向けた取り組みが再開される可能性もあると考えられます。
With a heavy heart, we want to share that the $POE IDO did not perform as expected, and we are officially stoping the IDO.
We deeply value the trust and encouragement from those who believed in us. In line with our commitment to transparency and community-first values, we will…
— Positions Exchange | IDO July 31st (@PositionsDex) August 2, 2025
心苦しいお知らせとなりますが、私たちは$POEのIDOで期待された結果を得ることができず、正式に中止することを決定しました。
私たちを信じて応援してくださった皆さまのご支援に、心より感謝いたします。透明性とコミュニティ重視の姿勢を貫くため、IDO期間中にご参加いただいたすべての方へ、全額返金を実施いたします。
慎重な検討の結果、Puppynet上のPositions Exchangeの運営も終了することにいたしました。プロダクト自体は堅実な基盤と明確なビジョンを持っていましたが、現時点の市場環境では想定通りの成長が難しいと判断いたしました。
しかし、これは終わりではありません。立ち止まり、見つめ直し、より強くなって戻ってくるための一時停止です。
返金手続きの詳細については、追ってご案内いたします。
これまで共に歩んでくださった皆さまに、心から感謝申し上げます❤️
返金手続きの詳細は記事執筆時点では明かされていないものの、場合によっては何らかの手続きが必要となる可能性もあるため、$POEのIDOに参加した場合は続報を見逃さないよう注意が必要です。
また、仮想通貨業界の現状を踏まえると「Positions Exchangeの返金を装った詐欺師」などが登場する可能性もあるため、実際にウォレットを接続したりする場合にはそのような詐欺に騙されないよう十分注意することも重要です。
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source:Positions Exchange発表
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