シバイヌDEX「ShibaSwap」クロスチェーン取引機能の実装を含む大規模アップグレードを実施

ShibaSwapに「クロスチェーン取引機能」が登場

シバイヌ（Shiba Inu/SHIB）の分散型取引所（DEX）である「ShibaSwap」で、クロスチェーン取引機能の導入を含む大規模アップグレードが実施されたことが明らかになりました。

ShibaSwap（シバスワップ）は「SHIB・BONE・LEASH・TREAT」などのSHIBエコシステム関連トークンを含む様々な仮想通貨を交換できる分散型取引所であり、各種トークンの交換に加えて、流動性提供で報酬を獲得することもできるように設計されています。

このDEXは2024年5月にSHIBチームが開発したイーサリアムレイヤー2「Shibarium」に対応することによって、複数のブロックチェーンに対応するマルチチェーンDEXとなっていましたが、今回はさらに対応ブロックチェーンを拡大し、複数のブロックチェーン間で仮想通貨を交換できる“クロスチェーン取引機能”が解放されています。

ShibaSwapのクロスチェーン取引機能は分散型金融（DeFi）における最大の課題のひとつである『ブロックチェーン間での資産移動』を解決するために設計されているとのことで、「これまでは外部のブリッジに頼る必要があり、リスクや手間も多く存在したが、新しいShibaSwapでは複雑なマルチネットワーク取引を直接ShibaSwap上で実行できる」と説明されています。

ShibaSwapのクロスチェーン取引機能（画像：ShibaSwap）

10種類以上のブロックチェーンに対応

ShibaSwapのクロスチェーン取引機能では記事執筆時点で以下のような10種類以上のブロックチェーンがサポートされており、これらのブロックチェーン上に存在している複数のトークンを交換できるようになっています。

• Ethereum
• Optimism
• Linea
• Blast
• Base
• Avalanche C-Chain
• BNB Smart Chain
• Polygon
• Gnosis
• Arbitrum One
• Mantle
• Celo
• Scroll

現時点では対応チェーンに「Shibarium」が含まれていないものの、Shibarium対応は“優先課題”として設定されているとのことで、初期段階では上記チェーンに対応するとも説明されているため、将来的にはShibariumを含むさらに多くのブロックチェーンがサポートされることになると予想されます。

なお、ShibaSwapに追加されたクロスチェーン取引機能は「shibaswap.com」のページに表示されている「Cross Chain」のボタンから利用することが可能で、交換元・交換先トークンを選択する際にブロックチェーンやトークンも選択できる仕組みとなっています。

ユーザー体験を向上させるアップグレードも実施

今回のアップグレードでは、クロスチェーン取引機能の他にも複数の重要ポイントが強調されています。

クロスチェーン取引機能に付随する重要な強みとしては「スマートルーティングエンジン」が挙げられています。このエンジンはユーザーがトークンを交換する際に複数のルートを瞬時に分析し、ガス代を抑えたいなら最安ルート、時間を優先したいなら最速ルートを提示するため、利用者は提示されたルートを確認してワンクリックで取引を行うことができるとのことです。

今回の大型アップグレードに関する注目ポイントとしては以下のような点が挙げられています。

• 複数チェーン対応のクロスチェーン取引機能を実装
• イーサリアムを含む10種類以上の主要チェーンに対応
• 単一インターフェースで「単一チェーン内スワップ」と「クロスチェーン取引」の両方が可能に
• ユーザー体験を刷新して利便性を向上
• クロスチェーン取引は3ステップに簡略化
• V1とV2プールの両方をひとつのダッシュボードで管理可能
• 流動性の追加・削除・報酬の回収がスムーズに
• V2では元本を引き出さずに獲得済みの手数料だけを報酬として請求可能
• 新しい流動性ポジションの作成手順を3ステップに統一（トークン選択→価格帯設定→預入）
• 投資ポートフォリオの状況をこれまで以上に明確に把握
• 透過レイヤーを用いたグラスモーフィズムで洗練・整理されたUIを実現
• スマホ対応も強化、ロード中の明確な表示など細部まで改善
• 探索ページも強化。プールやトークンの検索・分析がスピーディーに

クロスチェーン取引機能によってユーザーはEthereumやPolygonなどの主要チェーンから直接「ShibaSwap」を利用できるようになり、各種機能の利便性向上によって初心者も簡単に各種機能を利用できるようになったため、今回のアップグレードによって今後はSHIBエコシステムへの資金流入が加速し、成長も促進される可能性があると期待されます。

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source：The Shib Magazine
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