SHIB関連トークン「LEASH」V2移行作業が最終段階に|監査結果・投資家がとるべき行動など

SHIB関連トークン「LEASH」V2移行作業が最終段階に|監査結果・投資家がとるべき行動など(SHIB-Linked Token "LEASH" Issues Final Pre-Launch Report on V2 Migration|Audit Results and Key Investor Actions)
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LEASH V2移行に向けた監査が完了

シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)開発チームのKaal Dhairya氏は2025年9月9日に、SHIBエコシステムの主要トークンのひとつである「LEASH」のV2移行作業が最終段階に入ったことを報告し、移行に向けた監査が完了したことや、フェーズごとの進行計画を明らかにしました。

LEASHは、SHIBエコシステム内で展開される5大トークン(SHIB・BONE・LEASH・TREAT・SHI)の1つであり、ShibaSwapやメタバース領域などで特別な得点を得られる希少性の高いトークンとして知られています(※SHIはまだ未発行なので偽トークンや詐欺などには要注意)。

SHIBチームは2025年8月から投稿された一連のブログ投稿で「従来版LEASHの問題点」や「LEASH V2への移行作業」などについて説明を行なっていましたが、今回のブログ記事では“ローンチ直前の最終アップデート”として「LEASH V2移行に関する監査が完了したこと」や「これまでに行われてきたこと・次に控えていること」などについて説明が行われています。

「LEASH V2移行の概要」や「投資家が取るべき行動」などについては以下のように報告されています。

LEASH V2移行の概要

LEASHトークンは今回のV2移行によって「ERC20規格に準拠して複雑さを排除した新トークン」に刷新される。V2トークンは「ERC20+Permit+Burnable」というシンプル設計。

LEASH保有者は新しい「LEASH V2」を同等比率で受け取ることができる。V2トークンは保有量に基づいて配布されるため、LEASHを売却した場合は配布数量も減少、全て売却した場合は配布量がゼロになる。

V2移行時は、スナップショット(トークン保有量の記録作業)や比率調整によって長期保有者・流動性提供者・ブリッジ利用者などを公正に扱う。スナップショットはリベースで反映されなかった流動性を公平にカウントするため、技術的に必要な場合のみ使用(例:Uniswap V3 / ShibaSwap V2 LP)。

LEASH V2は全供給量を事前発行する仕組みで、移行コントラクトには新規発行権限がないため、不正にトークンを増やせない仕組みになっている。また、移行完了後に残った分はバーン(焼却処分)することも可能で、インフレリスクがない仕組みとなっている。

V2移行は三段階で実施

LEASH V2への移行作業は以下の三段階で実施する予定。

ステーキングしている人(xLEASH/veLEASH/Metaverse Lock)は一旦アンステーク→移行する必要があり、LP(流動性提供者)はフェーズごとにやり方が違う(スナップショットや専用ツールで移行)。ブリッジ利用者(例:Shibarium)も1:1で移行可能。

  1. 通常保有者、xLEASH・veLEASH・Metaverse Lock参加者、旧ShibaSwap V1 LPが対象。
  2. Uniswap V3やShibaSwap V2のLP提供者が対象。スナップショットや専用移行ツールを利用。
  3. POSブリッジ利用者(例:Shibarium)が対象。L1/L2を考慮した仕組みで1:1の移行を実施する。

Hexensによる監査完了の報告

LEASH V2への移行にあたり「Hexens」というWeb3特化のサイバーセキュリティ企業がコード監査(セキュリティチェック)実施・完了した。

同社は主要エコシステムにおけるスマートコントラクトやプロトコル監査で知られるWeb3特化のサイバーセキュリティ企業で、Polygon zkEVMの監査なども担当、EthereumSolanaCosmos・BNB Chainにおける大規模プロジェクトの監査実績を持つ他、LayerZero、EigenLayer、1inchといったチームとの協業経験もあり、SHIB関連では「Woof Wars」を含む他プロジェクトの監査でも協力中。

Hexensは今回、トークン+マイグレーターおよび関連フローを対象とした完全な独立監査を実施。この監査では”問題なし”と認定され、安全性が確認された。監査結果の概要はローンチ時に公開予定。

投資家がとるべき行動

LEASH保有者は現時点で何も行う必要はなく、公式ポータル公開後に移行手続きが可能となる。ステーカーやロッカーは、移行開始時にアンステークやアンロックを行った上で対応が必要になる。

数日以内に「公式ポータル」が公開されるため、対象者はその後に順次移行作業を実行することになる。フェーズごとに対象者への手順が発表される仕組みで、正確なタイミング・アドレス・公式ポータルリンク、ステップごとのガイドはアナウンスで公開。

  • LEASH保有者(セルフカストディ)
    まだ行動不要。フェーズ1開始後に公式ポータルを介して移行(V1バーン/ロック → 比率でV2受け取り)。
  • ステーカー/ロッカー
    ステーカー/ロッカー(xLEASH/veLEASH/Metaverse Lock)はフェーズ1開始時にアンステーク/ロック解除の準備をしてから移行する。
  • UniV3/ShibaSwap V2 LP
    フェーズ2のガイドを待つこと。焦って引き出さないように。専用マイグレーターか旧流動性スナップショット+引出し証明フローを使用する。
  • ブリッジ利用者
    フェーズ3で対応。L1/L2手順が明確に提供される。

その他の注意事項

今回のブログ記事では「関連する詐欺への注意喚起」もなされています。

具体的には「プレセールや第三者による“早期移行サービス”などは存在しない」ということが説明されていて、公式サイト(shib.io)と認証済みSNSで公開されている公式リンクのみを使用するようにし、移行を処理すると主張する未承諾のサイトにウォレットを接続しないようにと呼びかけられています。

LEASH V2への移行完了後は「ShibaSwap」や「Shibarium」などの主要プロジェクトでV2トークンが正式に利用されることになり、LEASHの流動性やエコシステム内での役割も拡大するとみられているため、今回の移行は単なるトークンのアップデートにとどまらず、SHIBエコシステム全体にとって「開発体制の透明性と信頼性を高める一歩」となる可能性があると期待されてます。

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source:Shib.io
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用

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