DOGE次世代マイニングへ資金注入
米ナスダック上場のSNS広告プラットフォーム運営企業Thumzup(サムザップ)は2025年9月30日、仮想通貨ドージコイン(DOGE)のマイニング事業を手掛けるDogeHash Technologies(ドージハッシュ・テクノロジーズ)に対し、250万ドル(約3.7億円)の融資を実行したと発表しました。
同社によると、この融資により、ドージハッシュは500台以上の新型ASICマイナーを導入して、年内に稼働リグを4,000台以上に拡大する計画です。
今回の融資は、サムザップがドージハッシュを買収する見通しに基づき提供されるもので、同社はこれにより仮想通貨エコシステムへの参入を加速し、ドージコインマイニング事業での地位を強化する方針です。
ドージコインETFが米市場で取引開始
サムザップ、ドージコイン事業拡大と戦略的投資
DOGEを組み込むサムザップの成長計画
サムザップはこれまでビットコイン(BTC)中心の戦略を掲げてきましたが、2025年7月にはドージコインを含む6銘柄を財務戦略に採用すると発表するなど、仮想通貨(暗号資産)への関与を強めてきました。
こうした動きの一環として、同社はドージハッシュへの融資を実施しており、サムザップ幹部はこれが買収完了前の資金提供であると説明しています。
また、同社は今回の融資により、仮想通貨エコシステムへの戦略的参入を加速させ、ドージコインマイニング事業におけるポジションを強化する可能性があるとしています。
サムザップ・ドージハッシュの共同ビジョン
サムザップCEOのロバート・スティール氏は「ドージコインエコシステムでの最近の動きに大きな期待を寄せており、ドージハッシュと共に一流のDogecoinマイニング企業を築くことを楽しみにしています」と述べました。
ドージハッシュCEOのパーカー・スコット氏も「買収完了前に資金提供を受けられたことに感謝します。最先端のDogecoinマイニング機器導入を加速させ、Dogecoin市場の重要な局面で当社の運用効率と規模を拡大できる」とコメントしています。
サムザップは近年、ドージコインの買い増しや仮想通貨専門顧問の設置など、複数の施策を通じて仮想通貨事業を推進しており、今回の融資もその一環として位置付けています。
BTC上昇で主要アルトコインも追随
ドージコイン市場で広がる投資拡大の可能性
今回の投資は、ドージコインが主要アルトコインとして再び注目を集める中で行われており、業界全体の成長に大きな影響を与えるとの見方があります。
サムザップとドージハッシュの連携により、マイニング設備の拡張と効率化が進むことで、ドージコインの採掘環境や供給面の基盤が一層強化される見通しです。
市場関係者は、今回の動きがドージコインの価格動向やETF関連の取引拡大にも影響を与え、波及効果をもたらす可能性があると指摘しており、今後の展開に注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.26 円)
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Source:Thumzupプレスリリース
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