ソラナ財団公認のSuperteam Japan、日本でSOL特化トレジャリー事業「DFDV JP」を展開

ソラナ財団公認のSuperteam Japan、日本でSOL特化トレジャリー事業「DFDV JP」を展開(Superteam Japan launches SOL-focused treasury project “DFDV JP” in Japan under Solana Foundation recognition)
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Superteam Japan、米DFDVと提携し「DFDV JP」設立

2025年10月9日、ソラナ財団公認の「Superteam Japan」は、米ナスダック上場のDeFi Development Corp.(DFDV)と提携し、日本初となるソラナ(SOL)特化型のトレジャリー事業「DFDV JP」を立ち上げることを発表しました。

DFDVは、暗号資産SOLの継続的な購入とステーキング運用を軸とするトレジャリー戦略を世界で初めて採用した上場企業で、今回の提携によりそのノウハウが日本に導入されることになります。

発表によると、この取り組みはDFDVの国際展開プログラム「トレジャリー・アクセラレーター」の一環であり、日本で実現すれば韓国の「DFDV KR」に続くアジアで2例目となります。

トレジャリー事業「DFDV JP」は同プログラムの支援を受けて事業を開始し、世界有数の暗号資産市場である日本におけるソラナの普及をさらに進めることを目指しています。

ソラナ財団公認Superteam Japan、日本初のSOLトレジャリー始動

ソラナの財務戦略を支援するDFDVの国際プログラム

DFDVが展開する「トレジャリー・アクセラレーター」は、ソラナのデジタル資産トレジャリー(DAT)の創設を国際的に支援するプログラムです。

発表によると、DFDVは財務戦略の策定やバリデータ運用のノウハウ、さらにソラナエコシステムを活用した運用戦略など、多面的なサポートを提供するとしています。

DFDVのCOO兼CIOであるパーカー・ホワイト氏は「日本は長らくデジタル資産のグローバルリーダーであり、日本における初のSOLデジタル資産トレジャリーの実現に向けて協働できることを大変嬉しく思います」とコメントしています。

Superteam Japan、日本最大級のソラナ拠点へ成長

Superteam Japanは2024年6月に設立されて以降、日本最大のソラナカンファレンス「SuperTokyo」を開催し、これまでに数百のソラナ系スタートアップを支援してきた実績があります。

同コミュニティは企業向けの事業開発にも積極的に取り組んでおり、運営会社であるSolana Japan合同会社は、みんなの銀行やFireblocks、TISと提携してソラナ上でのステーブルコイン発行に向けた実証にも参加しています。

大木悠氏「日本がソラナのイノベーション拠点に」

Superteam Japan代表の大木悠氏は次のように述べ、日本におけるソラナエコシステム拡大への期待を示しました。

今回のDFDVとの協業は、日本におけるソラナのエコシステムにとって重要なマイルストーンです。

ソラナのトレジャリー事業を日本で展開することで、日本の投資家がソラナの成長に参加する橋渡しを実現するとともに、日本がソラナを起点としたデジタル資産のイノベーションのハブとしての役割を強化できると考えています。

DFDV、SOL運用とDeFi拡大でエコシステムに貢献

DeFi Development Corp.(DFDV)はトレジャリー事業で主要保有資産をSOLに割り当てる方針を掲げており、これにより投資家にSOLへの直接的なエクスポージャーを提供するとともに、ソラナエコシステムの成長にも貢献しています。

同社は独自のバリデータインフラを運用してステーキング報酬や委任手数料を得るとともに、DeFi(分散型金融)分野にも事業を広げ、ソラナのアプリケーション層の拡大を支援しています。

世界で広がるソラナ活用と企業の導入事例

世界ではソラナを企業財務に活用する動きが活発化しています。

中国・日本企業が相次ぎソラナ財務を導入

ナスダック上場の中国企業VisionSys AI(VSA)は10月1日、ソラナに特化した20億ドル(約3,050億円)規模のトレジャリー戦略を発表しました。同社は6か月以内に5億ドル(約760億円)のSOL取得・ステーキングを実施する方針を示しています。

日本でも、東京グロース市場上場のモブキャストホールディングスが10月3日に「ソラナ・トレジャリー事業」の開始を発表しました。同社は新株予約権と社債の発行で約14億円を調達し、暗号資産のSOLの購入に充てる計画です。

DAT企業拡大が支えるソラナ市場の強気基調

ソラナを準備資産とする「デジタル資産トレジャリー企業(DAT企業)」は世界的に増加しており、記事執筆時点で上場企業18社が合計で1,780万SOL(総供給量の約3.1%)を保有しています。

最大の保有者は、米Forward Industries社の約682.2万SOL(15.5億ドル/約2,370億円相当)とSharps Technology社の約214万SOL(4.9億ドル/約740億円相当)で、Brera Holdings(Solmate)社やUpexi社、DeFi Development(DFDV)社もそのリストに名を連ねています。

SOL価格も10月上旬に一時230ドル(約35,000円)を超えるなど堅調に推移しており、こうした価格上昇がトレジャリー戦略への関心を後押ししているとみられています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.56 円)

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Source:Solana Japan合同会社プレスリリース
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

2016年から仮想通貨に関するニュース記事の執筆を開始し、現在に至るまで様々なWeb3関連の記事を執筆。
これまでにビットコイン、イーサリアム、DeFi、NFTなど、数百本以上の記事を執筆し、国内外の仮想通貨ニュースの動向を追い続けている。

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