CARDANO SL 1.3リリース|Daedalus Walletもさらに高速化
カルダノプロジェクト最新のアップデートである「CARDANO SL 1.3」が公開されています。これによってスマートコントラクトをより安全かつ効率的に作成することができるようになった他、エイダコイン(ADA)を保管するための専用ウォレットである「Daedalus Wallet」もさらに高速な処理を行うことができるようになりました。
こちらから読む:Daedalus Walletとは?CADRANO(ADA)の基本から学ぶ
「DAEDALUS」バージョン0.11.0
「CARDANO SL 1.3」へのアップグレードに伴い、DAEDALUS(ダイダロス)バージョン0.11がリリースされています。
「ダイダロス0.11.0」は、2つのユーザーインターフェースに微調整が加えられたことによって、ユーザーエクスペリエンスがさらに向上しています。Linux版ダイダロスウォレットのリリースに向けたいくつかの修正が加えられており、ダイダロスで使用されるフォントは「Noto Sans」に変更されています。
「Cardano SL 1.3」では、ブロックチェーンの同期スピードが大幅に改善されており、ウォレットの同期速度が1.5〜4倍ほど加速したと報告されています。以前のバージョンのダイダロスウォレットを起動する場合には、少し時間がかかっていましたが、新しいバージョンではよりスムーズにウォレットを起動することができるようになっています。
また「Daedalus 0.11」はメモリの使用量を大幅に削減しているため、性能が劣る旧式のパソコンを利用しているユーザーにとっても非常に嬉しい改善となっています。
すでにダイダロスウォレットをインストールしているユーザーは、ダイダロスウォレットを起動することによって、最新版のアップデートの通知が表示されるため、その内容に従って簡単に新しいバージョンへと移行することができます。
スマートコントラクトがさらに効率化
7月30日に公開された「IELE仮想マシン」は、Ethereumネットワークで使用されているプログラミング言語「Solidity(ソリディティ)」で書かれたプログラムを理解し、KEVMテストネットが理解できる言語に翻訳することができます。
これによって、開発者はスマートコントラクトのコードエラーを簡単に特定することができ、スマートコントラクトを安全かつ効率的に作成することができるようになります。
CARDANOプロジェクトの開発チームは、PythonやJavaScriptなどの従来のプログラミング言語を理解する能力を備えた同様のコンパイラの立ち上げを予定しています。
このようなことから、CARDANOブロックチェーンは、信頼できる安定したプログラミング言語を必要とする一般的な産業用アプリケーションの開発に最も適したものになると言われており、一旦正常に実装されることができれば分散型アプリケーション(DApps)の開発がより簡単で魅力的なものになり、ほぼすべてのソフトウェア分野でCardanoブロックチェーンを採用するケースが増えることになると期待されています。
カルダノ・エイダコイン(ADA)の価格|2018年8月12日
続々と新しい発表が続くCARDANOプロジェクトには、依然として世界中から期待する声が上がっています。仮想通貨全体の価格が下がり続けている中で、ADAの価格には上昇の兆しも見られるとも報じられています。
カルダノ・エイダコイン(ADA)は2018年8月12日現在、12円前後で取引されています。
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