ビットコイン記念モデルは「隙間産業」開拓のヒント|BINANCE CEOがHublotを賞賛
仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)のCEOである趙長鵬(ジャオ・チャンポン)氏は、スイスの高級時計会社「Hublot(ウブロ)」が限定生産した"ビットコイン10周年記念モデル"は、隙間産業の開拓を計画している企業に新しいビジネスのヒントを与えていると語っています。
こちらから読む:BINANCE CEOが賞賛するHublot「ビットコイン記念モデル」
Hublot:ビットコイン10周年記念モデル
世界最大規模の仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)のCEOとして知られる趙長鵬(ジャオ・チャンポン)氏は、Hublotがビットコインをモデルに限定生産した高級腕時計「MECA-10 P2P」に興味を持っていること語り、このプロジェクトを賞賛しています。
There, a real watch company!
— CZ Binance (@cz_binance) 2018年11月10日
If they weren't all sold out, I would be tempted to support the cause. Now I will patiently wait 9 years for the $bnb anniversary model. https://t.co/SsIWz8Q9Yn
これこそ本物の時計会社です!
もしこの腕時計が完売してないのであれば、その理由が知りたいです。
私は「BNB(バイナンスコイン)記念モデル」を発表できるように、あと9年間根気強く待ちます。
Hublot(ウブロ)が発表した「ビットコイン10周年記念モデル」は、210本のみの限定生産品となっており、価格は25,000ドル(約280万円)、ビットコイン決済のみに対応しています。「MECA-10 P2P」の時計盤にはビットコインのシンボルマークが刻まれており、ベゼル部分には購入時のビットコインのトランザクション番号が刻印されるようになっています。
仮想通貨決済で「世界180カ国」のニッチ市場へ
趙長鵬氏は、一連のツイートの中でHublotが発売した"ビットコイン記念モデル"には、新たな「隙間産業」へのヒントが隠されていると語っています。
同氏は、ビットコイン決済を導入すれば仮想通貨によるスムーズな支払いを導入できるだけでなく、新たな顧客を招き入れるための機会を手にすることができると説明しています。
彼は、単一の決済通貨でニッチ市場(*1)をターゲットにした場合には、不必要に市場規模を制限されることになるものの、仮想通貨決済を導入した場合には、同じニッチ市場でも同時に180カ国を対象にビジネスを展開できると説明しています。
(*1)ニッチ市場:市場全体の一部を構成する特定の需要、客層を持つ小規模な市場のこと
またHublotは、今回のモデルを発売する際にウブロから直接商品を購入できることも強調しています。同時に製品にトランザクション番号を刻印し、生産本数を210本に限定することによってその希少価値を高めています。
このようなこともあり、実際にHublotのビットコイン記念モデルは世界中で大きな話題となっています。趙長鵬氏の言うように仮想通貨決済は、新しい「隙間産業」を開拓していく上で効果的な戦略の一つになると言えるでしょう。
話題性も高い「BTC決済」
"ビットコイン10周年記念モデル"や"仮想通貨決済"は、すでに世界中で多く取り入れられています。
イギリス・ロンドンでは、世界最大級のSNS投資プラットフォーム「eToro(イートロ)」がビットコイン誕生10周年を記念した「カラオケ機能付き仮想通貨ATM」を導入して大きな話題となっています。このATMは、ビットコインに「ハッピーバースデートゥーユー」を歌うと、評価に応じて一定額のBTCが貰える仕様となっており、連日行列ができていました。
また日本でタクシー事業を展開している「株式会社日の丸リムジン」は、仮想通貨取引所BITPoint(ビットポイント)と協力して東京ー空港間の送迎サービスに仮想通貨決済を導入しています。このニュースは世界中の仮想通貨目メディアでも取り上げられており大きな話題となっています。
2020年に東京オリンピックも控えている今の日本は"仮想通貨決済"を導入する絶好のタイミングとも言えるでしょう。
eToroや日の丸リムジンの記事はこちら
ビットコイン(BTC)などの購入は豊富な仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所Coincheckからどうぞ。