ゲーム購入に使用できる仮想通貨と「マイニング報酬サービス」を発表|Razer
ゲームハードウェアメーカーであるRazer(レーザー)は、同社製品などの購入に使用できる仮想クレジットである「Razer Gold」と「Razer Silver」と、Razer Silverの採掘を行うマイニングソフト「Razer SoftMiner」を提供することを発表しました。
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2種類の仮想クレジットと「マイニングサービス」を提供
Razer(レーザー)は、2017年から「zGold」と「zSilver」という仮想クレジットを提供していましたが、サービスの質を向上させるために一時的にそれらのサービスを停止していました。今回発表された「Razer Gold」と「Razer Silver」はこれらのサービスの後継にあたります。これらの通貨は厳密には仮想通貨ではなく、ゲームの購入などに使用できる専用通貨となっています。
Razer Gold
Razer Goldは、オンラインストアや2,500種類以上のゲームの購入に使用することができる専用通貨であり、「Razer Game Store」や「GamersGate」でゲームを購入する際に使えるだけでなく、
・Bigo Live
・PUBG MOBILE
・Black Desert Online
・Mobile Legends: Bang Bang
などのPCやモバイル端末向けゲーム内でも取引に使用することができます。
Razer Silver
Razer Silverは「Razer Gold」を使用するたびに付与される報酬プログラムとなっており、付与された「Razer Silver」はRazer製品の割引や、ゲーム、ギフト券などの特典と交換することができるようになっています。さらに今回発表されたマイニングソフト「Razer SoftMiner」を使用すればRazer Silverをマイニングすることもできると説明されています。
Razer SoftMiner
Razer SoftMinerは、Razerが「GammaNow」と協力して提供しているマイニングソフトです。このソフトを購入したユーザーは、ゲームを遊んでいない時などに使用されていないGPU処理能力を利用して「Razer Silver」のマイニングを行うことができます。
Razerによると、「Razer SoftMiner」のユーザーは平均24時間毎に最大500のRazer Silverを獲得することができるとされています。
Paid to Play
Paid to Playは「Razer Cortex」というソフトウェアからゲームを起動することによって、一定時間ゲームをプレイするだけで仮想クレジットを入手することができるプログラムとなっています。Razer CortexはPCだけでなくAndroid版も提供されています。
ソーシャルメディアからの指摘
Razer SoftMinerは発表された直後からゲーマーを中心に話題となっていますが、現在は実際にマイニングで獲得できる「Razer Silver」の枚数やそれによって受け取ることができると予想される商品についての指摘が相次いでいます。
複数のメディアの報道によると、1日500の「Razer Silver」を獲得したと想定すると、ゲームを購入するのに十分な収入を得るには196日かかることになるとされています。また、同社が提供するキーボード「Razer Huntsman Elite」を獲得するためには456日が必要となり、より高級なハードウェアを手にいいれるためにはそれ以上の日数が必要になるとされています。
しかしその一方で、このプログラムは週に5,000人に制限されており、収益はより多くの人々が参加することによって落ちる可能性があると言われているため、実際にはさらに多くの時間がかかると指摘されています。また、獲得した「Razer Silver」の有効期限は12ヶ月(365日)に設定されているため、多くのRazer Silverを集めることはできないのではないか?といった指摘も出ています。このようなことから、海外のソーシャルメディア上では実際に利用する価値があるのかどうかについての議論が行われています。
日本では今の所そのような声はあまり見られていませんが実際に「Razer SoftMiner」を使用して見たいと考えている方は海外でのレビューも参考した上で検討してみると良いでしょう。
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