DAppsランキングトップ10「TRON・EOS」が独占|TRX価格も順調に回復
分散型アプリケーション(DApps)の開発促進にも力を入れているトロン(Tron/TRX)は、DAppsユーザーからも高い評価を受けており、ユーザー数も増加してきています。以前はイーサリアムベースのDAppsが主流となっていましたが、現在はTRONが主流になりつつある傾向が見られ始めています。
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TRONベースのDAppsが「6割」を獲得
トロン(Tron/TRX)の創設者であるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は、世界中でリリースされている1,700種類以上(*1)の分散型アプリケーション(DApps)に関する
・取引量
・トランザクション数
・アクティブユーザー数
などの重要な情報を確認することができるWebサイト「DappRadar(ダップレーダー)」で、TRONがトップ10の6割を占めていることを報告しました。
(*1)2019年1月時点
このデータではイオス(EOS)をベースとしたDAppが1位を獲得しているものの、全体の6割はTRONベースのDAppsが占めており、EOSベースのDAppsが残りの4割を占めています。特に注目すべき点はイーサリアム(Ethereum/ETH)ベースのDAppsがトップ10のランキングに入っていない点です。ジャスティン・サン氏はこのことを踏まえて次のようなコメントを投稿しています。
#TRON occupies 6 seats in world's Top 10 Dapps and #ETHEREUM gets 0. In the future it will be 10 seats out of 10! #TRX $TRX #BTT $BTT pic.twitter.com/8fFRgveRUq
— Justin Sun (@justinsuntron) 2019年1月26日
TRONは「世界トップ10のDapps」の6割を占めていますが、イーサリアムは0です。
将来的にはトップ10の全てを独占することになるでしょう。
トロンは2018年10月に「Tron Virtual Machine(TVM)」をリリースして以降、急速な成長を続けています。最近の報告によると、TRONのエコシステムには現在200種類を終えるDAppsが構築されており、TRONのブロックチェーンはイーサリアムよりも「200倍」も早いと伝えられています。
最近ではDApps開発のアクセラレータープログラムも開催されており、総額1億円もの賞金が開発者たちに送られています。エコシステム全体の成長に重点を置いているTRONは今後もその規模をさらに拡大させていく可能性を秘めています。
「DApps開発支援プログラム」の結果はこちら
トロン(TRON/TRX)の価格上昇率「134%」
トロン(TRON/TRX)の価格は、2018年12月15日以降、一時的に「134%」の上昇を記録していることも報告されています。現在の仮想通貨市場では、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を含む多くの仮想通貨で「価格の低迷」または「さらなる下落」が見られていますが、TRXは現在も上昇傾向を維持しており、2019年1月28日時点では「1TRX=3.05円」となっています。
過去90日間のチャートで見てもその他の通貨に比べると、大きな下落は見られていません。2018年10月時点では「1TRX=約1円」で取引されていましたが、現在は3円台を維持しており、さらに回復する傾向も見られています。
2018年10月29日〜2019年1月28日 TRXのチャート(引用:coingecko.com)
ジャスティン・サン氏は2019年内に「時価総額ランキング4位」を獲得することを今年の目標として掲げていました。当時の順位は「10位」でしたが、そこから1ヶ月以内にTRONは「8位」にまで浮上してきています。
記事執筆時点で時価総額ランキング4位に位置付けられているイオス(EOS)の時価総額は「約2,297億円」となっていますが、トロン(TRX)の時価総額も「約2,042億円」となっており、それほど大きな差がある訳ではありません。
2019年1月28日 仮想通貨時価総額ランキング(画像:coinmarketcap.com)
現在のTRONの成長速度を踏まえて考えると「2019年内に時価総額ランキング4位」という目標は、比較的早い段階で達成される可能性があるとも考えられます。DApps開発の成長と共に時価総額や価格の面でも順調に成長を続けているTRONには今後も期待が高まります。
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