
TRON財団に元SECの「規制対応専門家」が参加|法務責任者・共同顧問弁護士に
TRON財団は2019年1月9日、米国証券取引委員会(SEC)に9年間在籍していた経歴を持つ証券規制の専門家David Labhart(デビット・ラバート)氏を「法務責任者」及び「共同顧問弁護士」として採用したことを発表しました。世界各国の規制に基づいた"健全なブロックチェーン"の構築を目指しているトロン(TRX)は順調に成長を続けており、現在時価総額ランキング「8位」にまで上り詰めています。
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証券業界で「15年間」のキャリア|David Labhart氏
David Labhart(デビット・ラバート)氏は、証券業界で約15年間に渡って様々な役職を経験してきた人物であり、法律や金融規制に関する数多くの専門的な知識を有しています。2004年9月に法律事務所である「Wilmer Cutler Pickering Hale and Dorr」に務めはじめた同氏は、2007年1月までの期間で、内部調査やSECの執行措置などを担当したと伝えられています。
その後米国証券取引委員会(SEC)で約9年間の職務を務めていたLabhart氏は、ブローカーディーラー、投資顧問、自主規制機関に焦点をあてたコンプライアンス検査室の監督代理人としての役割も担っており、150年以上の歴史を持つアメリカの金融サービス会社「S&P Global Ratings」にも務めていたとされています。
Labhart氏はプレスリリースの中で「TRON」について次のように述べています。
ー David Labhart
TRONへの参加は、金融業界の最前線に情熱を持って関わってきた私のキャリアにおける新たな進歩です。テクノロジーが規制を満たしている場合、ブロックチェーンと仮想通貨は世界の金融システムの進化における次のステップとなります。私はこの新しいテクノロジーの利点や潜在的な影響に対するジャスティンの情熱と長期的な展望に興奮しています。
規制に基づいた「健全なブロックチェーン」目指す
ラバート氏はTRON財団で「法務責任者」及び「共同顧問弁護士」の役割を担うことになっており、世界の金融当局との対話を進めていく上でのアドバイスを行うと説明されています。TRONに加わった同氏は、北米のコンプライアンスを管理し、ブロックチェーン、人工知能(AI)、クラウドコンピューティングの規制への影響などの規制上の問題について助言を行なったと伝えられています。
TRONの創設者であり最高経営責任者(CEO)でもあるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏は今回のプレスリリースの中で、トロン(TRON)が世界各国の規制当局や金融当局と協力して、責任を持ってブロックチェーンやピア・ツー・ピア(P2P)などの技術を開発していくことを約束しています。
ー Justin Sun
仮想通貨市場が成長していくにつれて、TRONは「いかなる規制要件にも違反せずに将来を見据えて安定して成長を遂げている」と世界中の投資家や規制当局から信頼されなければいけません。
David Labhart氏が新たに参加することによって、TRONは世界各国の規制に基づいた健全なパブリック・ブロックチェーンとしてさらなる成長を遂げていくことになるでしょう。
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トロン(Tron/TRX)の価格|2019年1月10日
トロン(Tron/TRX)の価格は現在順調に回復し続けており、2019年1月10日時点では「1TRX=3.16円」まで上昇しています。
過去30日間で「110.6%」の上昇を記録しているTRONは、時価総額ランキングで「ビットコインSV」を抜き、現在8位に位置付けられています。

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