ロシア富裕層「1,800,000BTC」購入か?ビットコイン価格「年末2億円」と予想:著名経済学者
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は2019年4月2日頃から高騰しており、過去7日間の上昇率は25.2%を記録しています。価格上昇の要因は複数考えられているものの、ロシアの経済学者Vladislav Ginko(ウラジスラフ・ギンコ)氏は、同国の富裕層の人々や企業が最近「約1兆円相当のビットコインを購入した」と述べており、これに関連して『BTC価格は2019年末に2億円を超える』と語っています。
嘘?本当?ロシアの富裕層・企業が「180万BTC」を購入
ロシアの有名な経済学者であるVladislav Ginko(ウラジスラフ・ギンコ)氏は、最近ロシアの裕福な人々や企業が180万BTCを購入したと語っています。これは購入時のレートに換算すると約86億ドル(約9,500億円)に相当すると伝えられています。
ギンコ氏は、ロシア政府から直接的な投資が行われたわけではないものの、資産を購入した人々のほとんどは米国からの経済制裁を避けようとしていると説明しています。米国による経済制裁はロシアで現在行われている国際取引を妨害する可能性があるため、国内の事業に深刻な影響を及ぼす可能性があります。そのため、このような問題に対処するために富裕層の人々や企業がビットコインを購入している可能性あるとも考えられます。
しかし、ギンコ氏は今年の初めに「ロシア政府はビットコイン約1兆円相当の購入を計画している」と語り、多くの波紋を呼んだ人物でもあります。この発言は仮想通貨業界でも広く取り上げられ世界中の主流メディアで報じられましたが、その後はロシア連邦議会下院の議長が『そのような計画を実現させるには今後30年はかかるだろう』として正式に否定するコメントを発表したことなどから"フェイクニュース"であるとも言われていたため、今回の情報も正確な情報であるかどうかには疑問が残ります。
ただ今回の発言では「政府はこの投資に関連していない」と断言されているため、以前のようにギンコ氏の発言を強く否定する声はあまりあがっていません。情報の信憑性を疑う一部からの批判に対してギンコ氏は「私はロシアの政治経済問題に深く関わっており、ロシアについてメディアで話すために選ばれた人間である」として自らの正当性を主張しているとも伝えられています。
ビットコイン価格予想:2019年末までに「200万ドル」
ギンコ氏が内容が真実であるかどうかは定かではないものの、同氏はロシアの購入によってビットコインの価格は徐々に引き上げられていくことになると語っています。
ロシアの購入がビットコイン価格に直接影響を与えることはありませんが、中期的にはビットコインの価格を引き上げる上での役割を果たし始めています。ロシアの企業や人々、特にOFAC(米国財務省外国資産管理室)のリストに載っている危険に晒されている人々は、ビットコインを間接的に購入する必要があります。
このように語るギンコ氏は先日、ビットコインの将来の価格に関するコメントも語っており「ビットコイン価格は2019年末までに200万ドル(約2.2億円)に達する可能性がある」との強気な発言を残しています。同氏が語った内容全体を通して考えると、これらの情報はやや信じがたいものではありますが、実際にビットコイン価格は上昇を続けているため、今後のビットコイン価格にも注目が集まります。
2019年4月4日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は現在も上昇を続けており、本日6時時点では一時的に58万円近くまで上昇しました。しかしその後はやや下落し、記事執筆時点のBTC価格は「1BTC=564,044円」となっています。