繊維製品の生産情報をブロックチェーン管理|サプライチェーンの透明性向上へ:Lenzing

by BITTIMES

繊維メーカー大手である「Lenzing(レンチング)」は、繊維製品のサプライチェーンを適切に管理し、透明性を高めるためにブロックチェーン技術を導入すると発表しました。Lenzingは香港のテック企業である「TextileGenesis」との提携を通じて、同社のブランドである「TENCEL(テンセル)」の製造にブロックチェーンを活用し、木材から完成品までの透明性を確保します。

こちらから読む:繊維製品の製造工程に透明性をもたらす「ブロックチェーン」の仕組み

Lenzing(レンチング)とは

Lenzing-logo

Lenzing(レンチング)とは、オーストリアのレンチングという町に本社を構え「ビスコース繊維・モーダル繊維・リヨセル繊維、フィラメント糸」などの木製繊維を生産している大手企業です。

これらの繊維製品は、衣料品・家庭用繊維製品・工業用繊維製品・不織布産業などで使用されています。

・TENCEL™
・VEOCEL™
・LENZING™
などのブランドを展開している同社の推定年間売上高は27億ドル(約2,970億円)とも言われています。

木製繊維の起源をブロックチェーンで追跡

特殊繊維の世界的リーダーでもある「Lenzing」は2019年5月17日に、香港を拠点とするテクノロジー企業「TextileGenesis」と提携を結び、ブロックチェーン技術を「TENCEL™」の繊維事業に活用していくことを発表しました。

同社は、木材から完成品に至るまでのサプライチェーン情報をブロックチェーン上で確認することができるトレーサビリティプラットフォームの開発に取り組んでおり、今後数カ月間で幾つかのテストを行うことを予定しています。このプラットフォームは、2020年には完全に機能するだろうと説明されています。

このプラットフォームが正式に稼働すると、すべての顧客及びパートナーは各生産・流通段階で「TENCEL™」の繊維やそれぞれの木材供給源を識別することができるようになります。また、最終的には消費者の人々も「QRコード」をスキャンすることによって、自分が購入しようとしている服の起源を辿ることができるようになるだろうとも発表されています。

ブロックチェーン技術は、様々な分野のサプライチェーン管理に活用され続けており、その勢いはさらに加速しています。今後数年後には店舗で販売されている多くの商品で生産情報を確認できるようになっているのかもしれません。

>>「Lenzing」の公式発表はこちら

ブロックチェーン大学校FLOCの画像 最速3ヵ月で技術を習得できる「ブロックチェーン大学校」はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連のある仮想通貨ニュース

Libra協会:独立した「技術運営委員会」を設立|専門家チームで開発・設計を監督

Libra協会:独立した「技術運営委員会」を設立|専門家チームで開発・設計を監督

米財務省:仮想通貨ミキシングサービス「Blender.io」に制裁措置

米財務省:仮想通貨ミキシングサービス「Blender.io」に制裁措置

災害現場での信頼性検証システムで「Symbol」の技術活用:関西テレビソフトウェア

災害現場での信頼性検証システムで「Symbol」の技術活用:関西テレビソフトウェア

半導体大手AMD:ブロックチェーンゲーム業界団体「Blockchain Game Alliance」に参加

半導体大手AMD:ブロックチェーンゲーム業界団体「Blockchain Game Alliance」に参加

郵便局で「仮想通貨の購入」が可能に|今後はXRPなども販売予定:リヒテンシュタイン

郵便局で「仮想通貨の購入」が可能に|今後はXRPなども販売予定:リヒテンシュタイン

MicroStrategy:ビットコイン「267億円相当」を追加購入

MicroStrategy:ビットコイン「267億円相当」を追加購入

注目度の高い仮想通貨ニュース

「ビットコインはまだまだこれから」SkyBridge創業者の強気なBTC価格予想

「ビットコインはまだまだこれから」SkyBridge創業者の強気なBTC価格予想

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

ユニボット保有者の撤退相次ぐ、日本の投資家がビットボットプレセールに注目?

仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC・SHIB・ADA・SUI」などの注目記事

仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC・SHIB・ADA・SUI」などの注目記事

Animoca Brands Japan「NFTローンチパッド」提供へ|販売希望プロジェクトも募集

Animoca Brands Japan「NFTローンチパッド」提供へ|販売希望プロジェクトも募集

革命の戦略:話題の新ローンチパッド

革命の戦略:話題の新ローンチパッド

仮想通貨の時価総額「2024年末までに5兆ドルまで倍増する」リップル社CEO

仮想通貨の時価総額「2024年末までに5兆ドルまで倍増する」リップル社CEO

OKCoinJapan:年率88.8%「ディープコイン(DEP)のFlash Deal」開催へ

OKCoinJapan:年率88.8%「ディープコイン(DEP)のFlash Deal」開催へ

Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス

Solana系の最新ミームコインSLOTHがプレセールで1500万ドルを調達!上場前に購入できるラストチャンス

【重要】OKCoinJapan「対BTCの取引ペア」取扱終了へ

【重要】OKCoinJapan「対BTCの取引ペア」取扱終了へ

仮想通貨の投資家たちが集まるVRプロジェクト5thScape、プレセールで順調に資金を調達

仮想通貨の投資家たちが集まるVRプロジェクト5thScape、プレセールで順調に資金を調達

Bitcoin MinetrixがUniswapでローンチ!チームはBTCMTXの10%トークン焼却を発表

Bitcoin MinetrixがUniswapでローンチ!チームはBTCMTXの10%トークン焼却を発表

トークンが乱立する仮想通貨業界、今後は「プロジェクト合併」が進む?

トークンが乱立する仮想通貨業界、今後は「プロジェクト合併」が進む?

仮想通貨ニュース | 新着記事一覧

仮想通貨まとめ一覧

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説NEW

DEX(分散型取引所)とは?特徴・使い方・注意点などをわかりやすく解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

Flare基盤のDeFi・DEX「BlazeSwap」とは?機能・使い方などを解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

ビットコイン「第4回目の半減期」完了|価格への影響や仕組みをわかりやすく解説

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

WoofSwapとは?Shibarium基盤トークンを売買できる分散型取引所(DEX)を紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

K9 Finance(KNINE)とは?Shibarium基盤のDeFiプラットフォームを紹介

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

Bad Idea AI(BAD)とは?特徴・価格チャート・取扱う暗号資産取引所など

人気のタグから探す