IOTA財団:スマート製造分野へのDLT活用に向け「Pickert」と提携

by BITTIMES

アイオータ財団(IOTA Foundation)は2020年5月6日に、"欠陥なし"で製造工程を完了するためのサービスを提供しているソフトウェア会社「Pickert」と提携を結んだことを発表しました。両社はIOTAが提供する分散型台帳技術をスマート製造の分野に導入するための取り組みを行なっています。

こちらから読む:分散型SNSのフレームワークで技術活用「IOTA」関連ニュース

スマート製造分野における「欠陥ゼロ」に向けて

「IOTA財団」と「Pickert」は、IOTAの分散型台帳技術を"スマート製造"の分野に取り入れることによって、製造工程に透明性と信頼性をもたらし、"欠陥ゼロ"で商品を製造できる環境を構築するための取り組みを行なっています。

IOTA財団は、製造業における問題点として『設計の初期段階で欠陥が見つかった場合の修正にかかる費用はわずかであるものの、設計・プロトタイプ・組み立て・ディーラーへの配布・顧客への提供と段階を踏むことによって修正にかかる費用は各ステップで10倍になる』と説明しており、欠陥を早期に防止することは「コスト削減」や「顧客満足度の向上」のために特に重要であると述べています。

「Pickert」は1981年から製造顧客向けに"欠陥ゼロ"の生産を実現するためのサービスを提供しているソフトウェア会社であり、公式サイトの情報によると記事執筆時点で世界28ヵ国、380の顧客、215,000のユーザー向けにサービスを提供しているとされています。

IOTA財団は同社との提携を通じて「スマート製造におけるIOTAの有用性」を実証すると述べています。IOTAの分散型台帳技術を取り入れることによって、全てのデータを監視することが可能になり、各製品固有のシリアル番号に関連データを紐付けて記録し、効率的に管理することができるようになるとされています。

これにより、製造業者は顧客や製造現場で発生する欠陥を効率よく「検索・特定・分析・評価・文章化」することができるようになるため、欠陥の原因などをいち早く突き止め、将来的な欠陥を容易に防止することができるようになるとのことです。

IOTAの技術は製造業でも積極的に活用されていますが「自動車」や 「自動販売機」などといったその他の分野でも積極的に取り入れられているため、今後の技術活用にも注目です。

>>「IOTA財団」の公式発表はこちら

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