マインクラフトとブロックチェーンを繋ぐプラグイン「EnjinCraft」公開
ゲーム関連の仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトを手掛けている「エンジン(Enjin/ENJ)」は、2020年5月27日に世界中でプレイされている人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト/マイクラ)」用のプラグインである「EnjinCraft(エンジンクラフト)」をリリースしました。
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EnjinCraft(エンジンクラフト)とは?
エンジン(Enjin/ENJ)が新たにリリースした「EnjinCraft(エンジンクラフト)」は、20万以上存在する「Minecraft(マインクラフト/マイクラ)」のサーバーとブロックチェーンの連携を可能にするプラグインです。EnjinCraftはオープンソースのプラグインとなっているため、プレイヤーは「Minecraft Java版」と「ブロックチェーン資産」をコーディングなしで連携させることができます。
実際に使用する際の設定方法も非常に簡単で「EnjinCraft」をMinecraftサーバーにおける「プラグインフォルダ」にドロップするだけで利用できるように設計されています。設定が完了すると、サーバーはプレイヤーの所有データをブロックチェーンから読み取って、その内容に基づいた体験をプレイヤーに提供します。
「EnjinCraft」を使用すると、マイクラの世界にブロックチェーン技術を取り入れることができるため、プレイヤーはゲーム内資産や通貨を永久的に所有して「Minecraft内外のチャットルーム」や「Enjin Marketplace」などを通じて、それらの資産をピアツーピア(P2P)で取引することができます。
このプラグインは、マインクラフトのプレイヤーがゲームアイテムを統合・使用・取引したり、ブロックチェーンベースのマイクラアセットを追跡したり、ブロックチェーンウォレットをリンクさせて「Enjin Coin(ENJ)」や「Ethereum(ETH)」の残高をリアルタイムで表示したりできるようにする豊富な機能を提供すると伝えられています。
Enjinの共同創業者兼CTOであるWitek Radomski(ウィテク・ラドムスキ)氏は「EnjinCraft」のリリースについて次のように述べています。
EnjinのルーツはMinecraftにあります。このゲームが不完全なインディーゲームから世界的なプラットフォームへ成長する際に、Enjinはマインクラフトの何十万ものゲームコミュニティを支え、プレイヤーに対してバーチャル経済圏を構築し、サーバーのサイズに関わらず収益化できるサービスを提供してきました。
EnjinCraft は、サンドボックスゲームにおける新時代の始まりであるといえます。プレイヤーは希少性があり、現実世界において価値があるアイテムをゲーム内で使用できるようになりました。
Enjinは「EnjinCraft」と同時に、プラグインを実行するための基盤技術であるオープンソースの「Enjin SDK for Java」もリリースしています。「EnjinCraft」も「Enjin SDK for Java」上で構築されたものであり、Javaの開発者はこのSDKを使用することによって、ブロックチェーンをJavaベースのモバイル・デスクトップ・Webアプリと連携させることができるとされています。
マインクラフトとブロックチェーンを繋ぐプラグインはこれまでにも複数リリースされており、今年2月にはMinecraftでビットコイン(BTC)を稼ぐことができるトレジャーハントのプラグイン「SatoshiQuest(サトシクエスト)」がオープンソースプロジェクトとして公開されています。
また、Enjinが最初にリリースしたマインクラフト用プラグインである「DonationCraft」は多くのプレイヤーから支持されており、これまでに510万ダウンロードされたと報告されています。
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