カザフスタン:暗号資産マイニング関連で「約790億円」の投資誘致を計画

by BITTIMES   

カザフスタンでビットコイン(Bitcoin/BTC)などといった暗号資産(仮想通貨)のマイニング産業に今後3年間で3,000億テンゲ(約792億円)の投資を誘致する計画が提案されていることが地元メディア「The Astana Times」の報道で明らかになりました。

こちらから読む:Huobi Japan、独自通貨"HT"の取扱い開始「暗号資産」関連ニュース

カザフスタンのマイニング企業がもたらす可能性を強調

カザフスタンのメディアである「The Astana Times」の報道によると、同国のデジタル開発・イノベーション・航空宇宙産業担当大臣であるAskar Zhumagaliyev(アスカル・ズマガリエフ)氏は2020年6月11日に開かれたカザフスタン議会上院本会議の中で「暗号資産(仮想通貨)のマイニング産業に今後3年間で3,000億テンゲ(約792億円)の投資を誘致する計画」を明らかにしたと伝えられています。

Askar Zhumagaliyev氏は「ブロックチェーン技術」や「ビッグデータ分析」などといった新しいデジタル技術に関する法的枠組みを作ることを目的とした法案が審議されている中でこのことを語ったとのことです。

この法案には様々な種類が存在するデジタル資産を、商品やサービスの財産権をデジタル形式で証明する「担保保証付きデジタル資産」と、報酬として受領する形の「無担保デジタル資産」という2つに分類することなども含まれており、無担保デジタル資産に関しては発行と流通を明確に禁止しているものの、マイニング活動は禁止されていないと伝えられています。

Askar Zhumagaliyev氏は『アメリカスウェーデン韓国などの国では暗号資産マイニングが生活の一部になっている』と述べた上で『カザフスタンではすでに発電施設付近などで14のマイニング施設が建設されており、現時点でも同国に820億テンゲ(約217億円)の投資をもたらしている』と強調しています。

国際的な専門家と共に作成したレポートによると、デジタルマイニング業界では今後3年間で3,000億テンゲの投資が見込まれています。

米国・スウェーデン・韓国などといった他国の状況を調査した結果、現在デジタルマイニングや暗号資産などの活動が日常生活の一部となっていることがわかりました。カザフスタンにはそのようなデジタルマイニングファームが14施設あり、それらは電力供給を受けることができる発電施設の近くに建設されています。そのようなマイニングファームは、すでに820億テンゲの投資を国にもたらしています。

カザフスタンは暗号資産マイニングの分野で急速に成長してきていることでも知られており「Bitfury(ビットフューリー)」や「MINEBEST(マインベスト)」などといった大手マイニング企業もカザフスタンでマイニング施設を稼働しています。

カザフスタンは「電気料金が安いこと・気温が涼しくマイニングマシンへの負荷が少ないこと・税制面で優遇されていること」などといった複数の面でマイニング企業にとって魅力的な国となっているため、同国が今後さらにマイニング分野で力を入れることになれば、カザフスタンのマイニング分野での成長はさらに加速し、同国にマイニング施設を構えている企業などにもプラスになると予想されます。

>>「The Astana Times」の報道はこちら

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