Bitfury:ビットコインのマイニング事業に投資する「日本初のファンド」設立へ
暗号資産(仮想通貨)のマイニングやブロックチェーンなどといった様々な事業を手掛けている大手企業「Bitfury Group(ビットフューリーグループ)」は2020年6月10日に、ビットコイン(Bitcoin/BTC)のマイニング事業に投資する日本初の「ビットコイン・マイニングファンド」を立ち上げることを明らかにしました。
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日本初の「ビットコイン・マイニングファンド」設立へ
Bitfury Group(ビットフューリーグループ)が新たに立ち上げる「ビットコイン・マイニングファンド」は、ビットコインのマイニング事業に投資する日本初のファンドであり、『このファンドによって個人投資家や機関投資家は分散投資の一環として、デジタル通貨インフラストラクチャーを投資ポートフォリオに加えることが可能になる』と説明されています。
このファンドは金融商品取引業者としてビットフューリーグループに対するデューデリジェンスを実施してきた「日本エンジェルズ・インベストメント株式会社(NAIC)」を通じて募集されるとのことで、ファンドの参加者はカザフスタン共和国でビットフューリーが運営している中で最上位のマイニングファームに投資するとされています。
ビットフューリーグループは『ビットコイン・マイニング事業は高い投資リターンを得る可能性があるものの、これまでは投資可能な手段が普及していなかったために機関投資家の間でもビットコイン・マイニング事業への投資はあまり積極的に行われていなかった』と指摘しており、「ビットコイン・マイニングファンド」が立ち上げられることによって投資家の人々はビットフューリーグループが運営する最上位のマイニングファームに投資することができるようになると説明されています。
デジタル資産のさらなる普及に貢献
ビットフューリーグループのCEO兼創業者であるValery Vavilov(ヴァレリー・ヴァヴィロフ)氏は、今回のファンド設立について『当社が運営するビットコイン・マイニング事業への投資を行うことで、その基盤となるインフラストラクチャーをよりセキュアなものにし、デジタル資産のさらなる普及に貢献されると確信している』と述べています。
日本の投資家の皆様に多様な投資手段を提供できることを楽しみにしています。新型コロナウイルスの影響により、市場はかつてないほどの変化とボラティリティーを経験しています。このような時期に、当社が運営するビットコイン・マイニング事業への投資を行うことで、その基盤となるインフラストラクチャーをよりセキュアなものにし、デジタル資産のさらなる普及に貢献されると確信しています。
また、ビットフューリーグループの日本代表である紺野 勝弥(こんの かつや)氏は次のように述べています。
日本で初めてとなるビットコイン・マイニングファンドを、日本の規制を正しく遵守した形で組成でき、日本の暗号資産市場へも貢献することができてとても嬉しく思います。
新型コロナウイルスの影響により、他の資産クラスのリスクとリターンのプロファイルが大きく変化している時期に、1,000兆円を超える日本の銀行預金残高に対し、安定的に高い投資リターンを得る可能性のあるポートフォリオへの投資機会を日本の投資家に提供できることは大きな意味を持ちます。
日本で初めてのチャレンジングな取り組みをしてくださった日本エンジェルズ・インベストメント株式会社の皆様、リーガル面でサポートをして下さったアンダーソン毛利友常法律事務所の河合健弁護士に、多大な感謝を申し上げます。
Bitfury(ビットフューリィ)は暗号資産マイニングの分野で広く知られていますが、その他にも「人工知能(AI)」や「ブロックチェーン」などの技術を用いた様々な事業に取り組んでおり、今年1月には「国連開発計画(UNDP)」と連携してカザフスタンの森林地保護に取り組み、同国の石炭電力プロバイダーがビットフューリーの運営向けに排出する二酸化炭素の量を削減する計画なども明らかにされています。
日本経済新聞の報道によると、今回発表された「ビットコイン・マイニングファンド」は2020年7月頃に立ち上げられる予定だと伝えられています。