Bitget、手数料収益30%を毎週分配「Alliance Program」始動

Bitget、手数料収益30%を毎週分配「Alliance Program」始動

大手暗号資産取引所Bitgetが、2026年9月28日から新たなプログラム「Bitget Alliance Program」を開始しました。

プラットフォームの取引手数料収益の30%相当を報酬プールとして確保し、ユーザーの取引量や保有資産額に応じて毎週分配する取り組みで、実施期間は10月26日までの約1カ月間です。エントリーや事前登録は不要で、条件を満たしたユーザーは自動的に対象となります。

Bitgetはこのプログラムについて「少しでも早く安定した運営を回復しようと尽力する中で、Bitgetを選んでいただいているお客様のための新たな取り組み」と位置付けており、VIPユーザーに対してはレベル保護や専用サポートも合わせて提供されます。

この記事では、Bitget Alliance Programの報酬の仕組みや具体的な参加条件、利用前に確認しておきたい注意点を詳しく紹介します。

目次

Bitget Alliance Programとは

概要と実施期間

Bitget Alliance Programでは、対象となる非機関ユーザーから得られた実際の純取引手数料収益をもとに、毎週の報酬プールが算出されます。このうち30%相当がユーザーへの還元分として確保され、取引量と保有資産額に応じて分配される仕組みです。

実施期間は2026年9月28日17:00から10月26日17:00(日本時間)までの約1カ月間で、1週間ごとに区切った全4回にわたって集計・配布が行われます。各期間の区切りは以下の通りです。

期間 開始〜終了(日本時間)
第1期 9月28日 17:00 〜 10月5日 17:00
第2期 10月5日 17:00 〜 10月12日 17:00
第3期 10月12日 17:00 〜 10月19日 17:00
第4期 10月19日 17:00 〜 10月26日 17:00

なお、第1期の報酬プールには、プロモーション開始前の9月25日〜27日に発生した取引手数料収益も含まれます。

エントリー不要で自動対象

このプログラムでは、エントリーフォームの入力やキャンペーンページでのボタン操作といった登録手続きは必要ありません。取引量や保有資産額が所定の条件を満たせば、自動的にその週の分配対象として計算されます。

報酬プールの累計額はBitget Alliance Programの公式ページに掲載されており、データは毎日19:00(日本時間)に更新されます。自分の推定報酬額も同ページ上で確認できるため、参加状況や報酬の目安を随時チェックできます。

報酬プールは取引報酬60%・資産報酬40%で配分

報酬プールのうち60%は取引量に応じた「取引報酬」、残る40%は保有資産額に応じた「資産報酬」に割り当てられます。

取引報酬(プールの60%)

取引報酬は、各ユーザーの取引量がプラットフォーム全体に占める割合をもとに算出されます。

計算式は「その週の報酬プール × 60% ×(自分の7日間平均日次取引量 ÷ プラットフォーム全体の7日間平均日次取引量)」で、取引量が多いほど受け取る配分も大きくなります。

一方、計算に使用される平均日次取引量には300万USDTの上限が設定されています。

公式例では、7日間の取引量が100、1,000、0、88、66、1,000、2,100万USDTだった場合、平均日次取引量は約300万322USDTとなります。ただし、計算上限を超えているため、実際の報酬計算では300万USDTとして扱われます。

計算対象は通常の現物・先物取引に限らず、取引ボットやコピートレード、API経由の取引まで幅広く含まれます。先物ではUSDT-M、Coin-M、USDC-Mが対象となり、メインアカウントに紐づくサブアカウントの取引量も合算される一方、ブローカーアカウントは対象外です。

資産報酬(プールの40%)

残る40%は、Bitget上の保有資産額に応じて分配される「資産報酬」に充てられます。

計算式は「その週の報酬プール × 40% ×(自分の7日間平均日次資産額 ÷ 全参加者の7日間平均日次資産額)」で、保有資産額が大きいユーザーほど配分も増える計算です。

資産額は単純な日次残高ではなく、1時間ごとに記録されるスナップショットをもとに算出されます。その日のうち最も低かった残高が日次資産額として採用されるため、一時的な入金額ではなく、その日に維持されていた最低残高が計算に反映されます。

さらに、日次資産額が100 USDT未満だった日は0 USDTとして扱われます。

公式例では、7日間の保有額が50、50、700、700万、700万、700万、700万USDTだった場合、最初の2日間は100 USDT未満のため0として計算されます。このケースでは7日間平均が約400万100USDTとなりますが、資産額にも300万USDTの計算上限が設けられているため、最終的には300万USDTとして扱われます。

対象となるのはBitgetアカウント内の資産で、Onchain・CFD・U.S. Stock+の資産は除外されます。サブアカウントの資産も計算に含まれますが、ブローカーアカウントは対象外となり、サブアカウントで発生した報酬はメインアカウントに付与されます。

集計サイクルと配布タイミング

報酬の集計は1週間単位で行われ、各期間の終了後2営業日以内にUSDTで配布されます。集計結果は毎週月曜日の19:00(日本時間)以降に更新され、取引量・資産額のデータは毎日11:00(日本時間)に反映されます。

公式ページに表示される推定報酬額は確定額ではありません。最終的な報酬額・有効取引量・有効資産額はBitgetのバックエンド決済記録をもとに決定されるため、画面上の推定値と実際の配布額に差が生じる場合があります。

報酬対象となる取引量・資産額の条件

報酬を受け取るには、取引量または保有資産額のいずれかで所定の基準を満たす必要があります。

取引条件|7日間の平均日次取引量100 USDT以上

取引報酬の対象となるには、7日間の平均日次取引量が100 USDT以上であることが条件です。単純換算すると、7日間で合計700 USDTの取引量に相当します。

日常的に取引を行っているユーザーでも到達可能な基準となっていますが、報酬計算に使用される平均日次取引量には300万USDTの上限が設定されています。

資産条件|7日間の平均日次資産額100 USDT以上

資産報酬では、7日間の平均日次資産額が100 USDT以上であることが条件となります。

各日の資産額には、その日の1時間ごとのスナップショットのうち最低値が採用され、100 USDT未満だった日は0 USDTとして計算されます。そのため、期間中に残高が大きく減少した日がある場合は、7日間平均にも影響します。

資産額にも取引量と同じく、報酬計算上は300万USDTの上限が適用されます。

取引量・資産額はいずれか一方でも対象

取引量と資産額の条件はそれぞれ独立しており、どちらか一方だけを満たしている場合でも対象となります。

取引条件を満たした場合は取引報酬、資産条件を満たした場合は資産報酬が計算され、両方の条件を満たせば双方の報酬を受け取れます。

条件を満たしているかどうかの確認や推定報酬額のチェックは、Bitget Alliance Programの公式ページから行えます。

VIPユーザーにはレベル保護と専用サポートも提供

Bitgetは通常の報酬分配に加え、既存のVIPユーザーを対象としたレベル保護と専用サポートも実施します。

トライアルパスの概要と適用条件

2026年9月28日10:00(日本時間)の時点でVIP1〜VIP7に該当するユーザーには、30日間のVIPレベル保護トライアルパスが配布されます。対象にはフルVIPユーザーのほか、VIP保護期間中のユーザーや有効なVIPトライアルパスを保有しているユーザーも含まれます。

パスはシステムから自動で配布され、10月1日1:00(日本時間)までに配布が完了する予定です。ただし、受け取った時点では有効にならず、ユーザー自身がクーポンセンターでアクティベーションを行う必要があります。

発行から60日以内にアクティベーションしなかった場合はパスが失効します。

適用されるVIPレベルは、9月28日10:00(日本時間)時点のレベルと、9月21日〜27日に到達した最高レベルのうち高い方となります。なお、トライアルパスには別途アクティベーション条件が設定されています。

VIP専用サポートの内容

VIPユーザーには、専任のリレーションシップマネージャー(RM)による個別サポートも提供されます。

出金状況の確認やアカウント関連の問い合わせについて、1対1で相談できる体制が用意されています。このほか「VIP Priority Chat」では、出金やアカウント、各種プロダクトに関する問い合わせをオンラインで受け付けています。

対象外となる取引・アカウントに注意

Onchain・CFDなどは報酬計算の対象外

すべての取引が報酬計算の対象になるわけではありません。

Onchain取引、CFD取引、U.S. Stock+取引、Convert取引、ステーブルコインペア(USDC/USDTなど)、手数料無料ペアは有効取引量の計算から除外されます。

アカウント種別にも制限があり、マーケットメイカー、PROユーザー、ブローカー、機関投資家アカウントはプログラムへの参加資格がありません。

さらに、ウォッシュトレードや不正に紐づけられたアカウント間の取引、出来高操作、アービトラージなど、システムが異常と判断した取引も有効取引量から除外されます。

地域によっては参加制限も設けられているため、対象可否は公式ページに記載された地域条件を確認する必要があります。

「手数料の30%が戻る」仕組みではない

なお、「取引手数料収益の30%」は、各ユーザーが支払った取引手数料の30%を個別に還元するという意味ではありません。

プラットフォーム全体の対象取引から生じた純取引手数料収益をもとに報酬プールを算出し、条件を満たした参加者の取引量と資産額に応じて分配する方式となっています。

報酬プールの算出ベースからは、マーケットメイカーへのマイナスメイカーリベート、アフィリエイトコミッション、手数料割引・免除なども除外されます。

公式ページでは推定報酬額を確認できますが、最終的な報酬額・有効取引量・有効資産額・参加資格はBitgetのバックエンド決済記録をもとに確定します。

参加資格や除外条件、地域制限などの詳細は、Bitgetが公開しているプロモーション詳細ページに記載されています。

準備金証明(PoR)も9月29日付で更新

全19銘柄で準備金率100%超

Alliance Programによるユーザーへの還元と並行して、Bitgetは顧客資産の裏付けに関する情報も開示しています。

9月24日に発生したセキュリティインシデントを受けて、Bitgetは2026年9月29日18:00(日本時間)時点のProof of Reserves(準備金証明)スナップショットを公開しました。PoRの更新は2022年12月の開始以来47回目となります。

Bitgetの発表によると、全体の準備金率は131%で、対象となる19銘柄すべてが基準の100%を上回っています。主な銘柄の報告値は以下の通りです。

銘柄 準備金率(9月29日時点)
BTC 142%
ETH 110%
USDT 107%
USDC 154%
SOL 157%
XRP 107%
BNB 104%

Bitgetによると、今回のインシデントでユーザーのアカウント残高に影響はなく、インシデントはすでに封じ込められています。フォレンジック調査と資金の追跡・回収は現在も継続中です。

マークルツリーで残高を検証できる

Bitgetでは、マークルツリーを使った検証の仕組みが公開されており、対象となる自分の資産が準備金の計算に含まれているかをユーザー自身で確認できます。検証の過程で個人情報や他のユーザーの残高が公開されることはありません。

PoRのスナップショットは、対象資産の裏付け状況をある時点で示した開示です。市場リスク・運用リスク・カストディリスク・取引リスクが解消されたことを意味するものではなく、投資判断の際にはご自身でも情報を確認してください。

また、Proof of ReservesとBitgetのユーザー保護基金(User Protection Fund)は別の仕組みとして運用されています。

検証方法や全19銘柄の準備金率の詳細は、BitgetのPoR公式ページから確認できます。

参加状況と推定報酬は公式ページで確認可能

Bitget Alliance Programは2026年10月26日17:00(日本時間)まで実施され、条件を満たしたユーザーには週単位で報酬が計算されます。

エントリーは不要ですが、取引量や資産額にはそれぞれ算定ルールや上限があり、対象外となる取引・アカウントも設定されています。

自分の参加状況や推定報酬額はBitget Alliance Programの公式ページから確認できます。

>> Bitget Alliance Programの公式ページはこちら
>> プロモーション詳細ページはこちら

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BITTIMES 編集長のアバター BITTIMES 編集長 仮想通貨ライター

仮想通貨ニュースメディア「BITTIMES(ビットタイムズ)」編集長。2016年にBITTIMESを創業し、暗号資産・ブロックチェーン・Web3領域の取材・執筆を10年近く継続。ビットコイン・イーサリアムをはじめとする主要銘柄の動向から、国内外の規制・税制・DeFi・NFTまで幅広くカバー。

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